「学校トイレに生理用品を常備して」生理の貧困問題で要請「トイレットペーパーと同じように置いてほしい」

経済的な理由で生理用品を買えないなどの、いわゆる「生理の貧困」問題について、宮城県内
の女性団体が17日、県教育委員会に学校のトイレに生理用品を常備することなどを要請しました。

県教育委員会に要請書を提出したのは、新日本婦人の会宮城県本部です。要請書では、コロナ禍
の中、「生理の貧困」が社会問題となっているとして、学校の女子トイレの個室に生理用品を
常備することや、児童・生徒からの相談に適切に対応するため、養護教諭の複数配置基準を引き
下げることなどを求めています。

新日本婦人の会宮城県本部・石井美恵子副会長
「少ない休み時間の中に、急に生理が来て困ったとトイレットペーパーで代用する。それでいい
のか。トイレットペーパーと同じように、当たり前に置いていただきたい」

県教委によりますと、県立学校では保健室で生理用品の無償配布を行っていますが、個室への
常備については、衛生面での不安もあるなどとして、どのようなやり方が適切か検討していく
ことにしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ed755305725e48db58f299e177e6562a303919c0