2023年6月13日 2:00
2010年代後半から、企業がこぞってデジタルトランスフォーメーション(DX)化の旗を振り始めたこともあって、日本のIT(情報技術)人材不足は深刻さを増している。若くて優秀なエンジニアを次々に世へ送り出しているベトナムの重要性はこれまで以上に高まっている。しかし、首都ハノイの理系トップ校で聞いたのは、学生の間でも「日本離れ」が進む、厳しい現実だった。
ベトナムの理系の最高峰であるハノイ工科大学。ここに日本語や日本でのビジネスシーンを想定した実践的なITについて学べるコースがある。通常の授業にプラスする形での猛勉強を強いられるが、最終的に日本で働く機会が得られるとあって、学生から人気を集めてきた。しかし、担当者でソフトウエア工学科副学科長のグエン・フィ・レ氏は、インタビューが始まるや否や率直に言った。「1000時間以上を費やして、ここで学ぶメリットは薄れています」
ベトナムのIT技術者の間では、米国勢などと比べて日本企業の発注単価や給与水準が低いことはもはや共通認識だ。円安もあってベトナムで広がる「安い日本」のイメージ。学生も当然知るところで、グエン副学科長は今後も人気が続くか危惧している。
ODA引き継ぎ、日本語IT人材を育成
コースの始まりは、日本の政府開発援助(ODA)だが、それを引き継いで発展させてきたのは、ベトナムの拠点に1400人規模のエンジニア集団を擁するウェブシステム開発のSun Asterisk(サンアスタリスク)だ。
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http://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC091QX0Z00C23A6000000/
引用元: ・【ベトナム】年収400万円でも不満 ハノイ工科大学の「日本離れ」 安い日本がベトナムで重宝される未来 [ぐれ★]
地方とか皆300万くらい