市川團十郎さんのチケット不正転売疑いで歌舞伎ファンの女性を書類送検　14人分の口座情報全て同じで松竹が警視庁に相談

市川團十郎さんらが出演した歌舞伎公演のチケットを不正に転売したとして、53歳の会社員の女性が書類送検されました。

大阪市の会社員の女性（53）は2021年5月からおよそ1年半の間に埼玉県の40代の女性ら2人に市川團十郎さんらが出演した、それぞれ定価5000円と8000円の2つの歌舞伎公演のチケットをネットを通じて、およそ2倍の値段で不正に転売した疑いがもたれています。

警視庁によりますと、女性は松竹の公式サイトに偽名を使って14人分登録しチケットを買っていましたが、口座情報などがすべて同じだっため不審に感じた松竹が警視庁に相談したということです。

女性は「自分は歌舞伎のファンでチケットを大量購入した」「自分は一番いい席に座り、余ったチケットを転売した」と容疑を認めているということで、警視庁は女性がチケット300枚ほどを転売し、およそ300万円を売り上げたとみて余罪を調べています。