【中国でもうなぎの需要が増加】 稚魚の “奪い合い” でさらなる値上がりの懸念

愛知県西尾市にある一色うなぎ漁業協同組合によると、うなぎの市場価格は去年に比べて1割ほど高くなっているという。その原因は、稚魚の不漁だ。

国産うなぎが高いなら、“頼みの綱”は価格が安い中国産。しかし、うなぎの輸入業者によると、中国産うなぎの価格も1割ほど高くなっていて、数が少ない「シラスウナギ」の奪い合いがあるという。

「経済戦争みたいなことがシラスの業界でも起きていて、販売価格に転嫁されてしまう」

国を跨いで行われているシラスウナギの争奪戦の背景には、中国国内でのうなぎの消費拡大がある。

中国では元々、うなぎはほとんどが輸出用だったものの、様々なメニューが開発されたことで多くの人々がうなぎを食べるようになったという。

中国での需要の高まりにより、ますますうなぎが高くなっていくかもしれない。

https://times.abema.tv/articles/-/10089393