【深刻な長引く新型コロナウイルス感染後遺症】世界的にも問題に・・・愛知医大医学教育センター・特命教育教授、伴信太郎氏に聞く

1: 影のたけし軍団 ★ 2023/10/23(月) 08:09:57.65 ID:??? TID:gundan
新型コロナウイルスに感染した後の長引く症状に悩む人は依然多い。特に日常生活に支障が出るほど倦怠感がひどい場合は、原因がはっきりせず、治療方針も定まっていないため、深刻だ。コロナ後遺症の診療に生かしている愛知医大医学教育センターの伴信太郎特命教育教授に聞いた。

愛知医大の馬場研二特命教授の集計では、2021年4月から22年9月までに同大のコロナ後遺症外来を受診した約730人の患者の症状は、上位から倦怠感や疲労感が50%、嗅覚障害が34%、呼吸困難や息切れが31%、味覚障害が27%などで、半数が倦怠感や疲労感に悩まされている。

名古屋大病院で総合診療部の教授を務めた伴氏によると、発熱やせきといった新型コロナ感染症の急性期の症状は通常2週間で改善するが、症状が長引いたり、いったん治っても再発したりする患者が少なくとも10人に1人はいる。感染後1カ月たっても症状が残る人の3分の2は感染3カ月後までに改善する。

長引く症状は世界的にも問題になっている。

世界保健機関(WHO)は21年10月にコロナ後遺症の定義を「感染後3カ月以上経過して、なおさまざまな症状が2カ月以上続き、ほかの病気の診断が当てはまらない場合」と定め、多くみられる症状として「倦怠感や呼吸困難、認知機能の低下」を挙げた。

こうしたコロナ後遺症のうち、10%程度が「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)」の診断基準を満たすことが海外で報告され注目された。

ME/CFSでは、健康だった人が突然、原因不明の激しい倦怠感に襲われ、体を動かせないほどの疲労が6カ月以上続き、日常生活に支障が出る。

学校や職場に行けなくなり、10年以上も症状が続くことも。

かつては慢性疲労症候群(CFS)と呼ばれていたが、「疲労」という言葉で、疲れがたまっている人だと誤解されることから、近年では世界的にME/CFSと呼ばれるようになった。伴さんは、コロナ感染者の10%が後遺症を患い、そのうち10%がME/CFSになるとすると、国内で30万人以上がME/CFSになると推測している。

「この病気は精神的なものだとか、怠けているとか言われがちだが、感染症にかかった後に起こることが多く、何らかの免疫異常が起きていることは確実だ」と話す。

海外の研究者はコロナ後遺症の要因として①残存したウイルスの一部による慢性的な炎症②自身の細胞や組織を攻撃する自己免疫反応③体内の細菌環境の変化や潜在していたウイルスの活性化―など免疫に関わる異常の可能性を指摘している。

伴氏によると、後遺症の診療では、まずは検査などで、鉄分の不足や精神疾患など原因がはっきりしている病気を除外し、症状がすぐに回復しないことに対する患者の不安や抑うつ気分を和らげることが大切という。

体調の回復が感じられたときに、日常活動をやり過ぎないことが重要だが、逆に活動を止めてしまうのも問題という。

「迷惑をかけてきたと考えて、遅れを取り戻そうと過活動になりがちだ。また、段階的に復帰を目指せる職場の配慮が望ましい」と話す。

ME/CFSには確立した治療法はなく、脳の炎症を抑える薬剤の投与や頭を磁気で刺激する方法など、さまざまな治療が試みられている。

伴氏の治療では漢方薬の処方で約7割の患者で症状の改善がみられるという。

https://www.zakzak.co.jp/article/20231023-4Q6SDEWWK5K4VBUHKVQMD2XYDQ/#:~:text=%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A

コロナ後遺症の診療をする愛知医大医学教育センターの伴信太郎特命教育教授
https://www.sankei.com/resizer/VF2_G2Y9XjEZOdG_z8iZ98xOzNc=/721×1024/filters:focal(316×283:326×293):quality(40)/cloudfront-ap-northeast-1.images.arcpublishing.com/sankei/G6J277GER5MF3KU45EAMB4NORQ.jpg

引用元: ・【深刻な長引く新型コロナウイルス感染後遺症】世界的にも問題に・・・愛知医大医学教育センター・特命教育教授、伴信太郎氏に聞く

2: 名無しさん 2023/10/23(月) 08:11:16.41 ID:qRffl
恐るべしコロナウイルス
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