この研究は、イングランドにおける癌による死亡リスクが、2002年から新型コロナウイルス感染症のパンデミックの始まりまでに、地方自治体の区域ほどの小規模な地域でどの程度変化したかを推定した初めての研究である。
「私たちの研究は、過去 20 年間で英国のすべての地区でがんで死亡する全体的なリスクが減少したという良いニュースをもたらしましたが、同時に、英国各地のさまざまな地区におけるがんによる死亡の驚くべき不平等も浮き彫りにしました」と上級教授マジッド・エザティは言う。
研究者らは、2002年から2019年までの英国の死亡記録を使用して、英国の314の地域で男女それぞれの死亡者数が最も多かった10種類のがんによる死亡者数を測定した。
彼らは、少数の数字を処理できる統計モデルを使用して、2002 年から 2019 年の各年について、各地区の男女の 10 種類のがんのそれぞれから 80 歳未満で死亡するリスクを推定しました。
2019年、80歳未満でがんで死亡するリスクは、女性ではウェストミンスターで10人に1人からマンチェスターで6人に1人、男性ではハローで8人に1人からマンチェスターで5人に1人の範囲であった。死亡リスクが最も高かったのは、リバプール、マンチェスター、ハル、ニューカッスルなどの北部の都市と、ロンドン東部の沿岸地域だった。
がんで死亡するリスクは、貧困が多い地区では男女ともに高かった。これは部分的には、男女ともにがんによる死因のトップである肺がんによる死亡リスクが貧困と強く関連しているためだった。
肺がんは、地域間で死亡リスクが最も不平等ながんの一つでもあり、2019年時点でノールシー州の女性はウェイバリー州に比べて肺がんによる死亡リスクが3倍、マンチェスター州の男性は3倍だった。
「地区間の最大の不平等は、喫煙、アルコール、肥満などの要因ががんになるリスクに大きな影響を与えるがんで死亡するリスクに関するものでした。
予算削減により、多くの地方自治体は禁煙予算を削減してきました。私たちのデータは、これらの公衆衛生プログラムを失うわけにはいかず、喫煙とアルコールと戦う国および地方の政策の再導入と強化が緊急に必要であることを示しています」と、筆頭著者でインペリアル・カレッジ・ロンドンの博士課程学生であるテオ・ラシッドは述べています。
2002年から2019年までのイングランドの地方における主要ながんによる死亡率: 人口ベースの時空間研究
https://www.thelancet.com/journals/lanonc/article/PIIS1470-2045(23)00530-2/fulltext
引用元: ・【イギリスの研究】がん死亡率の不平等・・・がんで死亡するリスクは、貧困が多い地区では男女ともに高かった
そら死にまくるわな。
日本だって貧乏県の青森も短命やろ？
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欧米の富裕層は免疫療法が中心だよ
日本でいうと長寿県トップ3が滋賀、長野、奈良金持ちか？
