世界最大のスポーツ誌、米スポーツイラストレーテッドは11日(日本時間12日)、今回の一報への印象を4点にまとめて報じた。
(1)これは常軌を逸している。大リーグは年俸200万ドル以上をもらっている控え捕手だっている。球界で最高の才能の持ち主がこれほど『薄給』なのは、この世のものとは思えない。
(2)契約満了後に後払い分が6800万ドル? 『ボビー・ボニーヤの日』か? もう、そんな話は忘れてもいいころではないか。
メッツは2000年、ボニーヤの5年契約の残り分590万ドル(約8億6000万円)を2011~35年の毎年7月1日に年利8%で支払うことに合意。利子だけで2400万ドル(約34億8000万円)に膨れ上がり、球界では同日を『ボビー・ボニーヤの日』と呼ぶようになった。
(3)これは球界にとって朗報なのか? それを判断するのは尚早だ。理論的には、多くの球団が大スターとの契約に今回のメソッドを用いることができる。また、これは大きな市場を持つチームが大スターとの契約をさらなる寡占状態にしてしまうツールになり下がるかもしれない。そうなれば、球界にとってはいいことではない。
(4)今回の契約でドジャースはぜいたく税が発生する年俸総額上限まで2500万ドル(約36億3000万円)の余裕を手にした。これを補強費に回せば、大リーグは『ドジャースと他球団たち』という構図になりかねないが、そんなものは誰も見たくない。
金額の大きさはさることながら、この前例がない「後払い契約」の構造は、今後も議論を呼びそうだ。
12/12(火) 15:37 中日スポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/64b8e6c2fcb187614552be8cf761d2bc64bd7b5a
引用元: ・【野球】大谷翔平の「97%後払い契約」、世界最大のスポーツ誌が懸念「大リーグは『ドジャースと他球団たち』という構図に」 [Egg★]
大谷の今回の契約が、ぜいたく税の制度を形骸化させるって。過去にも後払いの例はあるけれど、その金額は1億ドル程度で、今回の6億8000万ドルの後払いとは比にならない。
疑問視したり批判的な記事もいくつか出てるわ。
>大谷側はこの契約条項を理解した上で、ドジャース側にこの前代未聞の契約を提案したようだ。
>契約規模に加え、契約の内容も異例づくしの大谷だが、今回の契約が今後もまかり通るのかというのは疑問だ。もしこれが許され続けるのであればぜいたく税のシステムは破綻しているといっても過言ではない。何らかの形で労働協約が修正される可能性は十分にあるだろう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/157fd3708cab64eb3d243b24ebc8e08ae3eea969