「主に朝の生ワイド番組では新CMの情報を取り上げる機会がよくあるのですが、今回の場合、CM出演が多い田中みな実さんだけではややネタが足りなかった。“ミスチルの桜井さんの長男”出演は、このCMの情報を長尺で扱える格好のネタだったのですが、なんとも、もったいない“お達し”でしたね」(ワイドショースタッフ)
YouTubeの『oriconチャンネル』にアップされているCMクランクアップ後のインタビュー動画では、櫻井がオリジナルのギターを作成した話や、田中が櫻井を初めて画面上で観た時、「誰このイケメン?」とSNSですぐに検索したというエピソードが語られている。この流れならば、「桜井和寿の息子」という話題になってもおかしくないのだが、不自然なほどに一切触れられてはいなかった。
その櫻井、幼少期は有名サッカークラブのジュニアユースチームに所属。Kaito名義で、バンド『インナージャーニー』のドラムスを担当したり、モデルや個人でのYouTubeチャンネルを開設したりするなど幅広く活動していた。
’21年5月に名義を本名の「櫻井海音」としてからは『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)や『未来への10カウント』(テレビ朝日系)などに立て続けに出演し、昨年7月期には「日曜劇場『VIVANT』」(TBS系)で、主人公の乃木憂助(堺雅人)の18歳時を演じ、大きな話題に。同10月期には、日向坂46の齊藤京子主演のドラマ『泥濘の食卓』(テレビ朝日系)に出演。齊藤の不倫相手(吉沢悠)の息子役で、齊藤に恋心を抱くという難役で好評を得た。
「海音くんは幼稚園から高校まで芸能人の子息御用達の一貫校に通っていました。有名人のパパ友の中で、もっとも学校の行事に積極的に参加していたのが桜井和寿さんだったと聞きました。運動会の応援もスタートから終わりまで唯一残って大声援を送っていたそうです。
父親にとっては目の中に入れても痛くない息子ということなのでしょうが、俳優として活躍したい櫻井くんにしてみれば二世だらけと言ってもいい現在の芸能界において、親の七光りで、バーターやコネで出ているとも思われたくないという思いがあったと聞きました」(女性週刊誌記者)
表記を父親の「桜井」とは違う「櫻井」にしているのは、そういうことなのだろうか。例えば、中野英雄(59)の息子、仲野太賀(31)も最初は「太賀」という芸名だった。その理由は、2世俳優を隠すためだったと過去に語っている。改名後も父親とは違う「仲野」表記だ。NHK連続テレビ小説『ブギウギ』主演の趣里(33)が2世俳優だと世間に知られたのもある程度、俳優として成功してからだった。
その一方で、最大限に活用している2世俳優がいることも確かだ。『ブギウギ』(NHK)に出演する趣里と同じ「トップコート」所属の三浦獠太(26)は、「キングカズ」こと三浦知良(57)の息子で知られている。
「中村倫也、松坂桃李、菅田将暉、杉野遥亮ら主演クラスのイケメンが多数所属する同事務所にあって、趣里は先輩にあたります。三浦が“趣里のバーター”であることも隠されておらず、2人でYouTube動画に出演したりしています。タレントによっては、事務所がそういったバックボーンを公開するか否かの判断をする場合もあるようです」(老舗芸能事務所幹部)
昨今、いったい何人いるのか把握できないほどたくさん存在する2世俳優だが、中には親の恩恵を生かしきれていないタレントも……。
「ある有名タレント夫婦の長男は、俳優として時々脇役で出演はしていますが、父親は『もう辞めさせたい』と言っていると聞きました。弟さんもいるのですが、母親のコンサートの裏方をしています。芸能界に興味はありそうなのですが、申し訳ないですが独り立ちができるとはとても思えません。アラサー、アラフォーになっても自立できていない2世は本当に山ほどいて、著名な親たちは本当に悩んでいますね」(ドラマ制作スタッフ)
その意味では、話題のドラマや映画などからのオファーが絶えない櫻井は“2世の優等生”と言えるが親の存在を隠し通すのも不自然な気もする……。2世の売り出し方は実に難しい。
引用元: ・【芸能】田中みな実とCM共演の『ミスチル』桜井の息子に…スポンサーが異例の「二世話題NG」の”特殊事情” [Ailuropoda melanoleuca★]
一番こねが効く業界なんなんよね
今んとこ七光り以外の何者でもない