英国の銀行や資産運用会社、保険会社は、長年の男女間の賃金格差解消に取り組むことを約束している。
金融機関側は格差の主な要因として、十分な賞与(ボーナス)を得られる上級職の大半を男性が占める一方、多数の女性が低賃金やパートタイムでの雇用、
賞与が少ない、もしくは無い役職に就いていることを挙げている。
賃金データに基づくロイターの計算によると、英大手金融サービスにおける格差は前年比2パーセントポイント縮小した。
それでも、政府の調査結果に基づく2023年の全産業での平均値10.7%は大幅に上回ったままだ。
英国では17年以降、250人以上の従業員を抱える企業に対し、給与やボーナスの男女差に関するデータを開示することが義務付けられている。23年4月分の開示期限は今月4日だった。
金融大手の多くが、幹部職における女性人材の採用や雇用維持に苦戦しており、業界の賃金格差縮小を妨げる要因にもなっている。また、一部では全く改善が見られていないケースもあるという。
米ゴールドマン・サックスのロンドンにある国際部門では、22年に53.2%だった男女の平均賃金格差が23年は54%に拡大。ロイターが確認した主要金融企業21社の中で差が最も大きく開いたままだった。
ゴールドマンの広報担当者は、「この男女間賃金格差リポートが同程度の役職や在職期間での給与を全く考慮していない、という点は重視すべきだ。ただ、企業内で最上級職レベルに就く女性の数を増やすためには、さらなる対策を講じる必要があると感じている」と述べた。
今回確認した21社の中で最も格差が小さかったのは英自動車保険アドミラル・グループで、23年の平均賃金格差は13.5%だった。
<進まない格差是正>
なかなか進まない格差の是正には、疑問の声も上がっている。「金融セクターの雇用主は、なぜ女性が最上級職に届かないのか、なぜそうした役職に見合う給料が得られないのか、という難しい課題に向き合わなくてはならない」
とチャータード・マネジメント・インスティテュート(CMI)のアン・フランケ最高経営責任者(CEO)はロイターの取材で述べた。
英HSBCホールディングス (HSBA.L), opens new tab は、2023年の英法人全体における男女間の平均賃金格差が43.2%だったと発表。22年は45.2%だった。
同行従業員のうち半数以上は女性で、その62%は下級職に就いているという。上級管理職全体では23年4月5日時点で3分の1以下が女性で、前年からは1.4パーセントポイント上昇した。
米モルガン・スタンレーの英法人での平均格差は40.8%から40.1%に縮小した。英バークレイズは23年、2.3パーセントポイント減少し、33.6%となった。
米JPモルガンは1.5パーセントポイント低下の26.1%と発表した。同行の上級職に占める女性の割合は24年2月時点で29.5%で、18年以来で最も多い水準だという。
https://jp.reuters.com/markets/japan/GPSOMO3A6ZITDOLQPHA36VQHBA-2024-04-13/
引用元: ・【英金融大手の賃金格差】女性は男性より約3割安い
パパ活やれば余裕でしょ笑
その、大変な目に遭いたくないという女性の意志を否定するのか
この社会主義者が