真面目にやってきた人間が「てっぺん」にいくべきだと思っています。(『道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔』扶桑社文庫)
大谷翔平が花巻東高校時代に作成していた「目標達成シート」。その中央には「ドラフト18球団」と書かれていました。これ自体はいかにもプロ野球を目指す高校生らしいものですが、大谷はそのために何が必要かを考えます。
挙げられた要素の中には「体づくり」や「メンタル」だけでなく、意外にも「人間性」や「運」が書き込まれていました。
世の中にはスポーツや芸能などに秀でていれば人間性は関係ないと考える人もいますが、大谷はそのようには考えていなかったのです。
トップに立つ人間、成果を上げる人間は、模範となる人物、真面目にやってきた人間であるべきで、自分もそうありたいというのが大谷の考え方です。
だからこそ、大谷は今でもグラウンドを歩いているときにしゃがんでゴミを拾うことがあります。高校時代は、佐々木監督から言われた「球場の一番高いマウンドに立つ人間は、みんなが一番嫌がる仕事をしなさい」という教えを守り、寮のトイレ掃除も文句一つ言わずにやっていました。
表の努力だけでなく、裏の努力も惜しまない。
大谷は常に「てっぺん」を目指すにふさわしい人間であろうとしているのです。
野球選手というと、かつては夜遅くまで飲み歩くようなイメージがありましたが、大谷翔平は日本にいた頃からほとんど外食もせず、飲み歩くこともしませんでした。
先輩に誘われれば、たまにはつきあいで軽く飲むことはあったようですが、せっかく時間をかけてトレーニングをしたにもかかわらず、それが1、2杯のお酒で台なしになることを警戒していたようです。
クリスマスなど世の中が浮かれているときも練習に励んでいたといいますから、大谷の厳格さは徹底しています。なぜそこまでストイックになれるのでしょうか?
花巻東高校時代、大谷は監督の佐々木洋から「楽しいより正しいで行動しなさい」と教えられています。
外食もお酒も遊びに行くことも楽しいことなのに、それらを我慢してきつい練習に取り組むのはしんどいでしょう。けれども、その際、大谷は「何が正しいか」という基準で選択をします。
成長するためには「何が正しいか」を自問して、楽しいことをやろうとする自分に制限をかける。それができるのが「オトナ」なのだ。大谷はそんなふうに考えているのです。
引用元: ・【なぜ大谷翔平はゴミ拾いもトイレ掃除も嫌がらないのか】トップに立つ人間、成果を上げる人間は、模範となる人物、真面目にやってきた人間であるべきで、自分もそうありたいというのが大谷の考え方
それって下のものに掃除の無料奉仕を強要してるきとになるからな
俺はそう考えるな
良い時代だった