私は生きることを諦めた―― “安楽死”を選択した男性、耐え難い激痛の日々 声をあげて泣く妹へ「強く生きて」プライシック医師とクレイさんスイスのある施設のベッドに横たわったその男性は、40年にわたる生涯を自ら閉じ、旅立とうとしていた。
枕元のスマートフォンからは、自身が最期に選んだ曲「ラ・リベルテ(自由を)」が流れている。
医師は点滴に致死薬を投入し、その準備を終えた。
【映像】「安楽死」を考える 「生きるのを諦めた」男性の選択、スイスで最期を迎えた日本人、
「生を選ぶ社会に」難病患者の訴え【報道特集】
医師:「この病院に来た理由は何ですか」
男性:「安楽死するためです」
医師:「点滴を開けたら、何が起こるか理解していますか」
男性:「静かに眠りに入り、数分後に心臓が止まります」
医師:「そうです。あなたの心臓は止まって死にます」
男性:「はい」
四肢麻痺の男性は、鼻で点滴のストッパーを開けた。致死薬が体内に徐々に投入されていく。
やがて、彼は永遠の眠りについた。つい先ほどまで、私に笑顔を見せて話してくれた男性が、
わずか数分後に眠るようにして亡くなってしまう現実。目の前で展開された「死」を、私は現実として実感することができなかった。
(TBSテレビ 西村匡史)
https://news.yahoo.co.jp/articles/6aa9781271af5e5121a2c83cb4ace01425184e22
引用元: ・私は生きることを諦めた―― 安楽死 を選択した男性 果たして安楽死は是か非か [784885787]
■交通事故後の耐え難い痛み 「生きるのを諦めた」ジュリアン・クレイさん「ボンジュール。ジュリアンです。初めまして、よろしく」。2022年6月、フランス南部ペルピニャンの病院に入院していた
ジュリアン・クレイさんは、初めて訪ねた私を笑顔で迎え入れてくれた。
市役所の職員として森林を管理する仕事をしていたクレイさんは、32歳の時に交通事故で脊髄を損傷し、
首から下の自由を失った。慢性的な痛みに悩まされ、軽減するための手術を複数回受けたが、効果はない。
膀胱を除去した手術後はさらなる痛みに襲われた。
「刺すような、燃えるような、電気ショックを受けているような痛みです。2,3日間続けて眠れずに一晩中、
泣くこともあり、気が狂いそうになります」
同居する両親に何度も「殺してくれ」と頼んできたという。
「医者は痛みをとると約束したのに、できませんでした。私は生きることを諦めたのです」
■安楽死のためスイスへ 移動後も激しい痛み
ジュリアン・クレイさん
2022年7月、クレイさんは共にリハビリを続けてきた仲間たちに付き添われて、車でスイスに向かっていた。
フランスでは安楽死が認められていないため、海外からの希望者も受け入れているスイスの団体を探し続けた。
そして、2か月前にスイスのある団体がクレイさんの受け入れを決めたのだ。
ペルピニャンを発って11時間後、一行はスイスのバーゼルに到着した。
一夜明けてクレイさんの体調が急変した。長時間での移動に伴う疲労から高熱が出て、
吐き気を催し、息も絶え絶えになっていく。呼吸不全が起きたため、看護師が腹部を突き上げ、
気道を拡げる応急処置を行った。苦痛で顔を歪めたその表情は、痛みを背負いながら生きてきた9年の歳月の重さを私に感じさせた。
ただ超えなきゃいけないハードル有りすぎる
確か300万円くらいかかる
なんか色々考えた