現行(3代目)N-BOXは、2023年10月にフルモデルチェンジした新型車だから、本来なら2024年上半期は前年同期より大幅に増えるはずだ。新型になって売れ行きを落とすのは、異例だといえる。
クルマの一般的な販売推移を見ると、フルモデルチェンジを実施した直後がもっとも多く、時間の経過にともなって減っていく。フルモデルチェンジ直後に低迷すれば、今後はさらに落ち込むだろう。
以前は半導体の供給不足などにより、フルモデルチェンジ直後でも十分に生産できず、納期が遅延して納車できない状況があった。しかし、今はほぼ回復したから、販売不振の原因は商品力だと考えられる。
「物足りない」というユーザーの声
そこで、N-BOXの売れ行きを販売店に尋ねると、以下のように返答された。
「N-BOXの生産は、(2024年)1月に発生した能登半島地震の影響で、短期間ではあるが遅延した。その結果、販売台数が減った事情もあるが、売れ行きには外観の変更も影響している。新型は、先代と比べてフロントマスクなどがシンプルだ。標準ボディはお客様の評判も良いが、カスタムについては『物足りない』『先代のほうが好み』という声も聞かれる」
販売店が指摘する通り、新しいN-BOXは、フロントマスクのデザインが先代型よりもシンプルになった。
標準ボディのユーザーは、シンプルな外観を好むからニーズに合うが、カスタムを求める層は違う。カスタムの魅力はアクの強い存在感だから、これをシンプルにデザインすると、ユーザーのニーズから離れてしまう。
文字通り“クルマの顔”であるフロントマスクの形状は、クルマの売れ行きに大きな影響を与えるため、その評判が下がると販売不振の原因になる。
ホンダの場合、フロントマスクの失敗はほかの車種にも見られる。たとえば、2015年に発売された先代「ステップワゴン」は、N-BOXカスタムに相当するエアロパーツを装着した「スパーダ」のフロントマスクを穏やかな表情に仕上げた。
このとき開発者は、「エアロ仕様の派手なフロントマスクは、ほかのミニバンが採用している。そこでステップワゴンは、あえて個性を追求した」と説明した。
ところが、2017年のマイナーチェンジで、大型メッキグリルを装着してフロントマスクの存在感を強めた。改めてその理由を開発者に尋ねると、「売れ行きが伸び悩んだから」と返答された。同様の失敗をN-BOXでも繰り返しているといえる。
個人的には、周囲のクルマを蹴散らすようなデザインは、好ましくないと思う。特に世の中が殺伐としている今、街中の雰囲気に影響を与えるクルマのフロントマスクは、もう少し穏やかな表情であってほしい。
しかし、N-BOXカスタムもステップワゴンスパーダも、理想を追求して売れ行きが低迷すれば、結局はフロントマスクを派手なデザインに変更する。それなら最初から、もう少し上手にデザインすべきではないか。
ホンダの場合、コンパクトカーの「フィット」もフロントマスクの評判がよくないため、これも今後のマイナーチェンジなどで大幅に改めると思う。
※続きは以下ソースをご確認下さい
2024/07/17 6:30
東洋経済オンライン
引用元: ・【自動車】なぜ?「N-BOX」新型登場でも10%以上の販売減 フロントマスクがシンプル [尺アジ★]
意味が分からんが気にする奴の方が圧倒的に多いんで俺が間違ってるのも分かる
貨物じゃないねんから
ホンダは終了モデルだけだったぞ
スペーシアに勝てるわけない
NBOXが売れすぎておおよそ行き渡った
これくらい?
花屋の商用車みたい