パリ五輪が開幕！　史上初スタジアム外での開会式、ベールに包まれた式典がついに始まる

パリ五輪が開幕！史上初スタジアム外での開会式、ベールに包まれた式典がついに始まる

■パリオリンピック™　開会式（現地時間26日、フランス・パリ）

　パリ中心部を流れるセーヌ川を舞台にパリ五輪の開会式が始まり、17日間の大会がいよいよ開幕。

　夏季大会として史上初めてスタジアムの外での開会式となり、現地時間午後7時30分から式典がスタートした。

　パリでのオリンピック開催は1900年、1924年に続き100年ぶり3回目。32競技（329種目）が実施され、日本選手団は海外開催の五輪では最多の409人に。選手はオステルリッツ橋からセーヌ川を船で移動し、エッフェル塔付近のトロカデロ広場まで約6.4kmをパレード。

　日本の旗手はフェンシング女子サーブルで世界選手権2連覇の江村美咲（25、立飛ホールディングス）とシゲキックスことブレイキンの半井重幸（22、第一生命）が務める。

長野オリンピック開幕の数ヶ月前の演出家・浅利慶太のインタビュー

「最近の開会式は娯楽性を追求しすぎてはいないかと思いました。
僕たちは娯楽を作るのが専門ですから、本当はそちらの方が得意です。
でも、オリンピックが本来持っている精神性や儀式性というものをもっとクローズアップするべきではないかと思いましてね」

「野外劇というものもありますから、屋外というのはあまり問題ではありませんでした。
むしろライティングです。これはショーアップするときの相当大きな要素になりますから」
「暗く出来ればいいんですが（笑）。でも、まあこれはすぐに諦めました」

「土俵入りには地を鎮めるという意味が有る。
この儀式を厳粛に終えたところで選手入場です」
「土俵の神々が清めた場に世界の若者たちを迎えることができる」
「(第九については)クーベルタン男爵がこの曲はオリンピックの音楽だと言われた」

電通の会長だった成田豊
「私も浅利氏もかねてから、オリンピックの開会式が派手で娯楽的なショーに堕しているのが不満だった。
世界中で三十億人もがテレビで見ている大舞台で、日本文化を発信しない手はない」

作曲はイギリス人…