「日本初の女性宰相」にも期待がかかる。ただ、総裁選は、「旧派閥の力学」や「キングメーカーの対峙(たいじ)」で不透明感を増している。次期衆院選だけでなく、日本の未来を見据えた選択が求められそうだ。
総裁選は、現職の岸田首相が不出馬を表明し、10人以上が出馬を目指す大乱戦だ。
主流派の麻生太郎党副総裁と、非主流派の菅義偉前首相の「キングメーカー対決」も過熱しており、「支援者や推薦人の激しい引きはがしも起きている」(中堅議員)という。
総裁選を統括する選挙管理委員会をめぐっても、岸田首相が、推薦人になれない選管委メンバーに旧岸田派を1人も選出しない一方、高市氏の推薦人と見込まれた議員が複数選出され、高市氏周辺が「出馬封じ」と激怒する場面もあった。
ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「自民党で『保守派』を代表するのは高市氏だ。国家観も明示している。賢明な国民は40代候補の出馬表明を受けた、『世代交代』の争点化を選挙目当てのパフォーマンスと感じている。その怒りは政策の迷走やガバナンス崩壊など、より本質的な責任放棄への怒りだ。総裁選の駆け引きを見ると、永田町の論理と世論の乖離(かいり)はさらに進んでいるように感じる。
自民党は、支持の3割程度を占める『岩盤保守』の呼び戻しもカギだ。高市氏が総裁選でいかに戦うかに注目されるのは確かだ」と語る。
「強い日本をつくることに全力を尽くす。それが、安倍元首相への一番の恩返し」と語る高市氏。岩盤保守層の支持を受けて、局面を打開できるか。
https://www.zakzak.co.jp/article/20240822-LVAK3FVN65LABOEZZ5XT6JCTEY/
引用元: ・【自民党総裁選】主流派の麻生副総裁と、非主流派の菅前首相の対決過熱・・・中堅議員 「支援者や推薦人の激しい引きはがしも起きている」
自民党総裁選 「われわれは派閥の枠組みで動いていない」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/348386