24年が明けて3月になると次第に米の値段が上がり、民間市場では米の奪い合いが始まったという。
「米の相対取引価格(JA全農などが卸売業者に販売する価格)というのがあります。ここ10年、収穫時期から翌年まで価格が変わらないか下がるのが普通だったのに、23年産だけは上がっていたんです。かなり珍しいことでした。春先から品薄感が続いていたこともあって、不安になった業者は米不足を念頭に、量を確保しようとあわてて動いたのです」
在庫を持たない米問屋などは「買えるときに買ったほうが勝ち」とばかり買いに走ったという。5月の連休が明ける頃には、買いが買いを呼んで民間市場では2万4000円(60キロ)を超える異常な相場になっていた。やがて8月8日に南海トラフ地震を想定して「巨大地震注意」が発表されると、あっという間にスーパーの棚から米が消えてしまった。「実は、米がなかったわけではないんですよ」と山中さんは意外なことを言う。
「減反」を強行してきた政府の責任。だったら増産すればいいのにと思うが、政府はそうしたくないようである。
時給10円の米作り
農水省の「水田作経営の農業経営収支」を見ると、2021年、22年の2年間は、農家の農業所得がなんと1万円、時間給にすれば10円ほどだ。農業所得1万円なんて冗談だと思うかもしれないが、これが稲作農家の現実なのである。この年はコロナ禍だから特別だったかもしれないが、実はコロナ禍以前でも稲作農家の農業所得はわずか18万円ほどに過ぎない。
「時給10円の米作りってなんですかねえ」
米問屋の山中さんはつぶやく。1万円は平均値だから黒字の農家もあるが、大半の小規模農家は赤字だ。それにしても、1年間働いて赤字になる農業ってなんだろう。
(一部抜粋)
https://news.yahoo.co.jp/articles/880c2b84f348961193e3b4bcd44e030945edfe41?page=1
引用元: ・「コメ農家の時給は10円」2025年もコメ不足は続くのか…「減反を続ける政府の責任」 [Gecko★]
次は、立憲!