https://www.dailyshincho.jp/article/2025/01211059/2025年01月21日
「クルド人社会にも経済格差が」
【前後編の後編/前編からの続き】
埼玉県川口市でクルド人がさまざまなトラブルを起こしている。その一方で、それらの報道を「ヘイト」だと指摘する人たちもいて、市内は親クルド派と反クルド派に割れているとも。いったい真相はどうなのか。実際、現地に住んで2カ月間取材をしてみると――。
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前編【「日本人も10年後にはわれわれを理解する」 騒音問題を起こしたクルド人の驚くべき主張 「公衆トイレで行為」など数々の問題行動も】では、ここ数年でクローズアップされるようになったクルド人の問題行動について報じた。…
https://www.dailyshincho.jp/article/2025/01211058/
朝6時前に赤芝新田のヤード(解体業者の資材置き場)を訪れると、解体業のクルド人たちが次々と“出勤”してきた。赤芝新田の交差点はちょっとした渋滞に。トラックと軽乗用車が多いが、高級外国車も目立つ。アウディ、BMW、ボルボ、フィアット……など。
「川口のクルド人社会にも経済格差はあります。日本での滞在年数が長いベテラン組は裕福で、日本に来て日の浅い若者を使っている状況です」(川口市議会議員の奥富精一さん・以下同
(中略)
地域住民の反応に違和感
赤芝新田は住宅や商業施設が原則として建てられない市街化調整区域。日本人の人口は約330人。世帯数は約170。代々暮らしている地主が多い。お年を召した方が多く、クルマの暴走やレイヴの騒音で迷惑しているはず。
しかし、話を聞いてみると意外にも穏やかな反応だった。お墓の掃除をする年配の女性に尋ねた。
「早朝はにぎやかです。でも子どもが登校する時間は道を規制しているので、それほど危険は感じません」
ランニング中の年配の男性も話してくれた。
「迷惑なときもありますが、うるさい!と怒鳴ると、スミマセーンって、日本語で謝って静まりますよ」
ほかにも住民の人と会話を交わしたが、迷惑なこともあるけれど仕方がない、という発言ばかり。クルド人と地域住民が微妙なバランスで共生している印象だ。本当かなあ? なんとなく違和感を覚える。
「共存関係が」
しかし、地元の人が寛容なのにはわけがあるようだ。
「ヤードの土地を所有する地主さんたちと、借りているクルド人とは、共存関係が成立しているんです」
とは、川口市議会議員の青山聖子さん。
「赤芝新田は市街化調整区域なので、土地の借り手がなかなか見つかりません。長い間ずっとヤードだったので土中に金属片も多く埋まっていて、農地にすることができず、クルド人の解体業者に貸すしかないんです。治安の悪化で、賃貸住宅も月極駐車場も借り手がいなくて困っています。クルド人は貴重な店子です。迷惑行為があっても地主さんたちは我慢しています」(青山さん・以下同)
「日本人が敬遠する仕事を引き受けているのに」
それでも、2024年度内には市のヤード条例を厳しくする方向で進んでいる。
「ヤードの内部が見えるように、塀を低くすることをはじめ、いろいろ検討中です。敷地面積の基準もより厳しくなるでしょう。罰金は30万円でしたが、100万円までに引き上げる案も出ているほか、懲役まで視野に入れています。今、市民の方々からのパブリック・コメントも尊重して、話し合っているところです」
こうした現状をクルド人はもちろん知っている。
「解体業は土で汚れて、アスベストの危険もあり、深刻な人手不足の業種・職種です。クルド人たちは、日本人が敬遠する仕事を引き受けているのに、自分たちを排除するのはおかしい、と主張しています」
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https://www.dailyshincho.jp/article/2025/01211059/?all=1&page=4
(略)
※全文はソースで。
引用元: ・「川口はクルド人のもの」…などのメッセージが… 川口市議が明かす苦悩 [少考さん★]
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