タス通信によると、ロシアは覚書案で、最終解決の条件として、一方的に併合を宣言したウクライナの東部・南部4州から同国軍が完全に撤退するよう要求。この4州や、ロシアが占領するクリミア半島がロシアに帰属することの国際的な承認も求めた。
ロシアがウクライナに求める和平条件案の内容が初めて明らかになりました。記事の後半では、両国の要求を比較できるよう一覧表にまとめています。
ウクライナが求める停戦には「まず撤退」
そのほか、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)などの軍事同盟に参加したり、他国軍を自国領で活動させたりすることも禁じている。ウクライナ軍の軍備も制限するとしている。
ウクライナが求めてきた30日間の停戦の条件も盛り込んでいるが、それにはウクライナ軍の4州からの完全撤退などが必要だとしている。ロイター通信が報じたウクライナの覚書案では、クリミア半島や4州のロシアによる領有が国際的に認められないことや、ウクライナが中立的な立場を強制されないことなどを明記している。
ウクライナ側は、次回の協議を今月20日から30日の間に開催することをロシアに提案している。だが、ロシアには全く譲歩する姿勢はなく、和平に至る道筋は極めて不透明なままとなっている。
ロシアとウクライナの双方がこの日までに「覚書」の案として示した内容は以下の通り。
停戦条件
ロシア:ウクライナ軍はウクライナ東部・南部の4州から完全に撤退せよ。あるいは、動員の中止や大統領選の実施宣言を含む10項目全てを順守せよ
ウクライナ:少なくとも30…(以下有料版で,残り517文字)
朝日新聞 2025年6月3日 5時39分
https://www.asahi.com/articles/AST626R6CT62UHBI02XM.html
引用元: ・ロシア、ウクライナに事実上の「降伏」を要求 領土割譲や軍制限 [蚤の市★]