スポニチアネックス
サニージャーニーのインスタグラム(@sunnyjourney_vanlife)より
すい臓がん「ステージ4」と診断されたことを公表したみずき、こうへいによる登録者23万人超の旅系ユーチューバー「sunny journey~サニージャーニー~」が、14日までにYouTubeチャンネルを更新。「詐病」と指摘する一部の声に対し、セカンドオピニオンを担当した専門医がみずきの病気について解説した。
元保育士のこうへいとみずきが、軽キャンピングカーで車中泊しながら日本一周をしていく人気旅チャンネル。昨年10月、膵腺房細胞がんの「ステージ4」と診断され、左鎖骨周辺のリンパへの転移も確認されていた。全身にがんが転移しているため切除不能で、「このまま何もしなければ、あと4カ月。標準治療を進めて、抗がん剤で延命していったとして、長くて2年」と告げられたことを告白し、旅を中断して治療に専念している。地上波の情報番組でもニュースとして取り上げられるなど大きな反響を呼んだ。
診断後、抗がん剤治療を開始したみずき。今月7日に公開した動画では、この治療が奏功し、がんが縮小したため、「膵頭十二指腸切除術」を受けることを発表した。みずきは「手術をしないことには根治とはならないそうなので、手術をして根治を目指していく」と、がんが縮小したこのタイミングで、手術に踏み切ることを決断した。「膵頭十二指腸切除術」は「人のお腹周りでの手術では一番難しい」と言われる最難関手術で、手術時間は8時間から10時間。自宅がある北海道ではなく、道外で手術すると説明した。
手術を発表してから数日後、「現役医師がサニジャニの詐病疑惑証明します」と題する動画を投稿。その中でこうへいが「詐病疑惑について証明します」と発表した。
これまでも視聴者から「詐病」を疑う声が上がり、配信者「コレコレ」の生配信で取り上げられるなど、さまざまな意見が寄せられていた2人。コレコレは2人が詐病でないことを確認したため、自身の動画で報告していたが、現在も「どうやっても詐病と思っている人がいる」という。みずきも「私たちなりにできる範囲で証明しようと思ったのですが、なかなかそれでも難しいご意見をいただくことが多くて…」と肩を落とした。
コレコレの一件があった後でも「それでも信用してもらえないとか、コレコレさんの配信を知らずに、ニュースを見て飛んできた人とかに言われることもある」といい、こうへいは「自分たちのがんを証明するのはこんなに難しいことなんだな」と憂いた。
みずきは劇的に抗がん剤治療が効いたため「うそだと思う気持ちもわからなくはない」と理解を示したが、それでも「なかなか厳しい言葉が届く」ため、2人はセカンドオピニオンを依頼した消化器内科・腫瘍内科医師でがん治療を専門とする押川勝太郎氏に「医学的な検証」を依頼。この日の動画にリモート出演し、医師の立場からみずきの病気について解説した。
押川氏には、みずきの主治医からセカンドオピニオンに関する正式な書類を提出。主治医は、今回の件を動画にすることを承認しているという。
上記を踏まえ、押川氏は、主治医から届いた書類の用語を一つ一つ解説した。さらに、みずきのCT画像も公開し「すい臓がんのステージ4は事実です」と訴えた。
今年5月、オランダ旅行を敢行した2人に「がん治療中に海外旅行に行けるわけがない」などと批判する声が上がっていた。この件に関して押川氏は「治療で(がん細胞の)総量がかなり減少していたこともあり、予期せぬ不意打ちが起こる可能性、確率はかなり低いと普通は考える」と説明。「症状も緩和されて、こういった機会に海外で休暇をとるというのは、理にかなっているのではないか」と語った。「理にかなっている」という点については「あくまで中立的な医学の立場で説明する」と前置きした上で「重要なのは、単にがんを小さくするだけではなくて、治療意欲を保ち続けるという、その人の治療人生そのものを継続させること」だといい、「治療を頑張ったあとに(海外旅行に)行くというのは、ありなこと」と主張した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2bcb7d22ef7fdd74e1b2e28ff3cdf80777d16346
https://youtu.be/JEystYVxaTM
引用元: ・すい臓がん「ステージ4」ユーチューバーみずき「まだ詐病という人がいるので…」疑惑一蹴 元気な理由を医学的に証明 [爆笑ゴリラ★]
また、押川氏は「アンカリング」という言葉を紹介。「先に知ったことに縛られる」といった意味で「すい臓がんなのにこんなに元気なはずがない、こんなに効くはずがない…などと言ってる人もいると思いますが、凄く専門的ながんのことについて、専門家がいないところで、あれやこれやという情報を先に知ってしまうと、それにもの凄く引っ張られる」と解説。「がんは、最終的に日本人の2人に1人がなると言われていますし、4人家族だったら、そのうちがんにならない家族というのは10家族のうち1家族だという確率くらい、がんは身近なものなのです。自分の身近な人ががんになってしまったとき、偏ったがんのイメージがあると、それに引っ張られてしまう」と危険性を指摘。「がん種が違ったら、治療法も方針も全然違いますから」と呼びかけた。
また、みずきが「信じられない」ほどの回復をしている点については、すい臓がんの年齢別罹患率のグラフを表示し、すい臓がんについては「50歳以下がほとんどいない」と説明。これまでの治療は「50歳以上」がほとんどだったため、副作用の面から行えない治療もあったが、みずきの場合は「30代前半で、年齢で副作用が出にくい、あるいは耐えられるということが合わさって、強力な治療ができた」と可能性を指摘。その結果、がんが縮小したと考えられるという。
「それでも信じられないという気持ちがあると思うが」とした上で「しかしそれは、専門家不在で偏った印象。それだけで“すい臓がんはこんなもんだ”と思ってしまうのは、ちょっと危険」だという。押川氏が担当した患者でも「ステージ4、再発でも治った人が2人いる」と明かし「そういった例もいる。本当に千差万別。みんなバラバラだということを、大前提に考えてほしい」と理解を求めた。
みずきとこうへいは、動画の概要欄に「あまりこういう動画は出したくなかったのですが、いつまで経っても詐病と言われ続けるので今回押川先生にお願いいたしました。これでも詐病だと思う方はもうどうしようもありません」と投稿。この動画には「詐病なんて…普通の考えの人間じゃ思わないよ…みずきさん、こうへいさん ストレス溜めずに前向きに頑張って下さい」「もう証明なんてせずにお二人が楽しい事をして欲しい!というのが正直なところです」「人が何かすると必ずケチ付けてくる輩がいます。そんな輩のためにいちいち対応する必要無いと思い」「そこまでしないといけないって、本当に悲しいし憤りを感じます」「なんでそんなこと言う人がいるんだろう…現実に向き合い続けているのはおふたりなのに…」「本人達が一番辛いし一番嘘であって欲しいと思ってるに、何で心無い人の為にここまでしないといけないんでしょう」「とにかく身体のために楽しい事をだけを考えて過ごしてください」と、さまざまなコメントが寄せられた。
学会で発表してもらいたいなー
治るもんなんだなー
こういうのは本当に死ぬまで言われちゃうんだ