たまげたことに、マタニティマークを付けて満員電車に乗っても、これが、まじでまったく総スルーなのである。
これまで電車の中やバスの中でマタニティマークを付けた人を見るたびに、私はせっせと席を譲ってきたのだが、いざ自分が付ける側になってみると、まるで私もマタニティマークも透明になってしまったように、誰にも席を譲られない。
妊婦は激怒した。
いや、確かに、妊娠初期はまだ腹も出ておらず見た目では分からないので仕方がなくもあるのだが、マークをつけて優先席の前に立っても誰にも譲られないなんて、さすがに社会、冷たくないか。
もしかして、電車で妊婦に席を譲らない人の中にはマタニティマークの存在を知らない男性も多くいるのではないだろうか。
社会から切り離されている妊婦という存在
「じゃあ、どうしたらいいの? まじでゲロ吐く五秒前だから、浴びたくなかったら譲ってくれって書いたフリップボードでも持ち運んだらいい?」
「いや、ヘルプマークでいいんじゃないの? どっちにしろ助けが必要な人、という意味では変わらないし、席を譲って欲しい理由をいちいち人に伝える必要なんてないしね」
いや、しかし。そもそも、こんな話をわざわざしなくてはならないほど、妊娠と社会が切り離されていること自体が、とてもいびつではないだろうか。
私はまるで自分の体が限りなく透明になった気がした。この社会の中での初期妊婦の居づらさはいったい何だろうか。
流産のしやすさから周囲に公表もできず、体調は最悪なのに仕事はフルスロットルで回り続けているので休むわけにもいかない。
しかし、そのことにいきりたったり、疑問を呈したりする余裕もなく、初期の数週間はとにかくこの具合の悪さをどうにかせねば、生きてゆくことすらままならない。
自宅で仕事をしている私なんかはまだ良いほうで、このいちばん孤独でいちばんつらい時期にまるで「妊娠していません」といった顔で出勤し、今まで通りの生活を営まなければいけない外で働く女たちはもっと大変ではないか。
妊婦の妊婦性を限りなく抹消しないと仕事を続けられないような、この現代社会の労働のシステムは、果たして健全なのだろうか?
https://www.newsweekjapan.jp/stories/woman/2023/07/post-883_1.php
引用元: ・【社会】マタニティマークを付けて満員電車に乗っても、誰にも席を譲られない「社会から切り離されている妊婦」
30年前の妊婦さんには、そんなマークなかったけど
お腹が大きくても出産直前まで電車通勤していた女性は大勢いた
マタニティキャップでも作って被っとけば?
そこまで遠慮しなきゃいけないのか
日本は少子化でも世界は人口爆発で
食糧危機なのに
マタニティー意外と体力あるけどな
まぁ意外と元気なジジババもいるが
探さないと見つからないレベルで目立たない
オレはマタニティマークに譲ったことあるし
でもきょうび、満員電車にマタニティとか時代遅れだよ
テレワークとか時差とかで満員電車避けるべきだろ特にマタニティは