冨樫さや4時間前
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スマートフォンのゲームアプリ、漫画アプリ、動画アプリなどで遊んでいると、かなりの頻度で目にするゲームの広告。
金銀財宝、溶岩、キャラクターなどが配置されて、プレイヤーが “ピンを抜いて事態を打開するゲーム” を、あなたも一度くらい見たことがあるはずだ。
いやもう「親の顔より見ている」というほど繰り返し見たかもしれない。しかし、これらのゲームの大部分はこの世に実在しないのである。
・ゲームアプリで横行する詐欺広告
過去記事でもサンジュン記者がレポートしているとおり、ゲーム広告はときに「プレイしてみたら内容がまったく違う」という詐欺まがいの事案が発生する。有名どころでは、某パズルゲームがあるだろう。
最近のバージョンでは、ボロボロの服を着た子連れの女性が、寒そうな部屋で震えている。容器をふさいでいるピンを上手く抜くと、彼女らに金貨が届くらしい。
しかし、かつて狂ったようにプレイしていた筆者の知る限り、同ゲームは絵柄を揃える「マッチ3パズル」であり、荒れ果てた庭や屋敷を修復していくご機嫌なリフォームゲームである。
同じくピン抜きゲーム広告といえば、勇者風のミニキャラが出てくるものは実はMMORPG。ピン抜きとはちょっと違うが、不敵な笑みを浮かべる老女が孫娘の眼前でパトカーに連行されていくゲームも、ミステリーではなく陽気なパズルゲームだ。
こういった「広告と実物の印象が違う」スマホゲームは枚挙にいとまがない。
そしてこれらの広告の特徴は、デモ画面のプレイが超絶下手なのである! イライラして「あぁもぅ、貸してみろ!」と言いたくなるヘタレっぷり。
こうなったらすでに相手の術中にはまっている。
実際にミニゲームをプレイできる「プレイアブル広告」も多いので、見ていられなくてデモに手を出す、何度も広告が表示されるようになる、ついにインストールする、「あれ全然違うじゃん」と思いつつもなんとなくプレイを続ける……という沼である。
疑問なのが、わざわざ「本編と違うゲーム内容」を広告にしなくても、上に挙げた例はそのままでも十分おもしろい優良ゲームなこと。
筆者がはまったものも箱庭のようなグラフィックがきれいだし、パズルゲームとしても中毒性があり、課金なしでもかなり遊べる。
本物のゲーム画面を見せたほうが、よっぽどインストールされるのではないかと長年疑問だった。
しかし、
引用元: ・【攻めすぎ】詐欺広告が現実に!? よく動画が流れるのに実在しない「ピンを抜いてキャラを助けるゲーム」がまさかの製品化