関係が近いからこそ、実態が見えなくなる家族の問題。親は高齢化し、子や孫は成長して何らかの闇を抱えていく。
愛憎渦巻く関係だからこそ、核心が見えない。探偵・山村佳子は「ここ数年、肉親を対象とした調査が激増しています」と語る。この連載では、探偵調査でわかった「家族の真実」について、紹介していく。
実家で見つけた大量のネットワークビジネスのサプリメント
今回の依頼者は、佐藤哲也さん(仮名・60歳・団体職員)。84歳になるお母様の様子がおかしいと私たちに調査を依頼してくださいました。
「まさか、母のことを依頼することになるとは思っていませんでしたが、事態は急を要するのです」と切羽詰まった顔で語ります。
「先日、私の娘(30歳)が僕の実家に行ったんです。すると某ネットワークビジネスのサプリメントがたくさんあったとのことで、娘は直感的に、これはまずいと、私のところにすぐにLINEをしてきたのです」
哲也さんの実家は、埼玉県内の通勤圏にあります。実母は土地持ちの資産家で、リフォーム済みの持ち家で一人暮らし中。
複数の不動産物件を持っているとのこと。しかし、財産は紛争の種。哲也さんの父親が亡くなったときの不動産相続をめぐって、家族の関係は疎遠になっているとのこと。
親族の中で唯一心を許しているのが、哲也さんの娘。娘は月に1~2回ほど、祖母宅に行き、様子を見ているのだといいます。
「ウチの娘には心を許しており、娘にはいろいろ話すみたいです。娘は半年くらい前から、“ばあちゃん、認知症が始まっているかも”などと指摘し、訪問介護サービスを申し込みました。
その後もよく見守っていたのですが、最近“もう来ないでいいよ”と言われたのだそうです」
https://news.yahoo.co.jp/articles/bfddff73ac39fe1614cb08e4eb85cb51f945cda2
引用元: ・「84歳の母にできた“友達”の正体…」探偵が追う、高齢者を狙う詐欺集団の新たな手口 その1 [969416932]
>>1のつづき
84歳の実母にできた、「友達」の正体
それまで頻繁に様子を見に行き、祖母に懐いていた哲也さんの娘に、「もう来なくていい」と言った背景について伺いました。
「娘によると、娘が祖母宅を見に行ったら、60歳くらいの男性が上がりこんでお茶を飲んでいた。身なりは正しく、スーツを着ていて清潔な感じがしたとのこと。
母と男は親密な様子で、娘が男に名刺を出すように言うと、“そんなものは持っていない”と言ったそうです。娘はひとまず、男を追い出し、“ばあちゃん、あの人はなんなの?”と聞いたら“友達”だと言う。
“今、怖い人がいっぱいいるんだから、簡単に家に上げちゃダメだよ”と言ったら、“もう来ないでいいよ”と言われたと言っていました」
ひとり暮らしの高齢者と親しくなり、寸借詐欺をしたり、家にある金品をくすねるという事件は実際に起こっています。高齢者側は友達だと思っているし、寂しいから、心を許してしまうのです。
「警察に相談したら、明らかな門前払いをされました。弁護士に相談したら、現状のままでは何の対策も打てないと言われました。
そこで探偵さんにお願いして、ウチの母がどのような生活を送っているか、そして男の正体と目的を調べてもらいたいのです」
哲也さんが言うには、実母は実印を自分で管理しており、自宅にはかなりの金額のタンス預金がある。哲也さんの父親が集めた美術品や高級時計などもあり、財産が第三者に奪われるのが心配だと言います。
「娘は“男は土地の権利や金庫の場所をばあちゃんに聞いていたよ”とも言っており、この男を追い払いたいのです。どうぞよろしくお願いいたします」
【 母の財布を勝手に開けた初老のダンディ男の正体は…、~その2~は関連記事から】
電話も取らせるな
通勤時間帯にやけに年寄り多くなったなあ、とおもったら雑居ビル二階のいかにも期間限定店舗みたいなのに大量の年寄りが吸い込まれてくんだわ
二人三人と友達同士連れ立ってね
嵌め込み商売は怖いねえ
パラメータの振り方を間違ってるな
認知症なら仕方がない部分はあるけど、病気でもないのに騙される老人も多いよな