ーーーーー日本の政治システムは二極化の傾向が薄い。自民党と主な中道派の野党の差がはっきりしないのだ。経済政策一つとっても、自民党内の差のほうが、自民党と主な野党の差より大きい。自民党内には、タカ派もいればハト派もいる。自由市場支持派もいれば、より社会主義に近い考え方の議員もいる。幅が大きい。
一方、与野党間の違いがクリアでないため、福祉の充実や労働・金融規制を支持する有権者がいても、どの党に投票すべきかわからない。多くの場合、与党も野党も同じようなことを議論している。
つまり、本当の意味で、政治に「競争」がないのだ。理由は2つ。まず、前述したように、政党間の違いがはっきりしない、または大きくないことが挙げられる。そして、もう1つの理由は、野党に政権を担うだけの力がないことだ。
例えば、自民党より左寄りの有権者は立憲民主党を支持するかもしれないが、実際に一票を投じるのはためらうのではないか。まず、立憲民主党が自民党に勝てるかどうか確信を持てない。次に、野党が国をうまく統治できるかどうか確信がない。2009年に政権交代が起こり、3年余りにわたって民主党が政権の座に就いたが、効果的に統治できなかったからだ。
自民党嫌いの日本人は多いだろうが、野党はもっとまずい。つまり、日本の有権者には、「好ましくない二択」しか道がないのだ。岸田政権も自民党も支持率が低迷しているが、野党の支持率はもっと低い。これでは、誰のことも支持しない有権者がいても不思議ではない。これが日本政治の機能不全だ。
とはいえ、アメリカのほうがひどい。法案を通して事を進められるだけ、日本政府のほうがましだ。日本には、ナショナリスト的なポピュリズムもない。
――日本政治の機能不全は有権者にも責任があるのでしょうか。政治家の責任でしょうか。
有権者と政治指導者の関係は「チキン・アンド・エッグ(鶏と卵)」だ。つまり、どちらとも言い難い問題だ。とはいえ、日本の有権者をとがめるつもりはない。政界の指導者らに、より大きな責任がある。有権者に良い選択肢を与えることができないのだから。日本の有権者には、「嫌いな政党」と「有能だと思えない政党」という選択肢しかない。
日本の野党はもっと努力し、自分たちの政治のクオリティーを高めるべきだ。それには、まず、野党が「団結」する道を探ることだ。そして、「いつでも政権を執ることができる」という覚悟を有権者に示さなければならない。民主党が自民党に勝ったとき、私たちアメリカ人の多くは、(日本の将来に対し)非常に楽観的な見通しを抱いた。「日本の政治にも、ついに『競争』の時代が訪れた」と。
日本は党派間の競走を取り戻す必要がある。政治というものは、与党と野党が競い合わなければ機能しない。少なくとも2009年には「競争」があった。(同年8月の衆院選で)自民党が負けたのだから。
日本には、競合的な政治システムを機能させるだけの十分な力がある。だが、それを実現させるには、野党がもっと競争力をつけなければならない。有権者に対し、自分たちは自民党に取って代わりうる力強い「選択肢」なのだということを示す必要がある。(抜粋)
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/6fd5f3b19ae2ac9aa23fe7f71e3f366afdaf4d35&preview=auto
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【政治】「自民党嫌いの日本人は多いが、左寄りの人でも立憲民主党には票を入れない。野党が頑張らないと」…米大学教授
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引用元: ・【政治】「自民党嫌いの日本人は多いが、左寄りの人でも立憲民主党には票を入れない。野党が頑張らないと」…米大学教授★2
自民党支持者や無党派の人でもだからといって野党にストレートには逝かないのよなあ
立憲はお調子者の集まりだし
共産はパワハラで自爆しているし
れいわはねいわ。あんなの維新N国と変わらん
社民党って25年前に今の立憲レベルでやらかしすぎて、今やなんかあったっけ状態だし
ツイフェミとしばき隊が撹乱させている
何でそう両極端扱いなんだろうな
中道右派は正義と真心の政治を求めてるだけだ
その上で腐ったヂミン党は要らないという判断