■ 昔から漢方薬として用いられた
いま大バッシングを受ける昆虫食。
JBpressでも「『コオロギ食』への差別行為が横行、嫌なら食べなきゃいいだけなのになぜ」などの記事が、大いに「燃えて」しまった一件だ。
世間がコオロギで大騒ぎする中、全く違ったフィールドで、昆虫と自然の未知のコラボレーションと言える食品を提案し、300万円のクラウドファンディングを成功させてしまった京大生がいる。
その昆虫食とは、なんと「虫の糞を抽出して飲むお茶」。
開発したのは、京都大学大学院農学研究科博士課程でイモムシと植物と寄生蜂について研究している、丸岡毅さんだ。
糞を口にすると聞くとショッキングなのだが、実は虫の糞のお茶は昔から漢方薬として用いられ、蚕の糞茶は日本でも一部の農家さんが自家用に愛飲しているという。
■ 口の中に広がるソメイヨシノの風味
糞がお茶になるメカニズムはこうだ。
芋虫、毛虫(蛾の幼虫)は、食べた葉を消化器官内で発酵させて糞にする。これは、茶の葉を発酵させてつくる紅茶の製法と似たプロセスが、虫の体内で起こっているといえる。
芋虫、毛虫の糞は、雑食・肉食動物の便のような腐敗由来のニオイはなく、食中毒を引き起こすバクテリアも検出されていない。
丸岡さんはこの茶を「虫秘茶(ちゅうひちゃ)」と名付けて、商品化を計画している。
イラガの幼虫の糞から抽出した「虫秘茶」を飲んでみた。イラガというのは蛾の一種である。
紅茶にも似たほのかな酸味があり、ふんわりと広がるのは、まさしく虫が食べていたソメイヨシノの風味。人工的に香りを添加したフレーバーティーにはない奥深い味わいだ。
■ 虫が食べる葉によって味が異なる
虫の糞がお茶になる。丸岡さんがそれに気づいたのは、研究室でマイマイガの幼虫の糞から、いい香りを感じた時だった。
コロコロとした糞を乾かして、熱湯を注ぐと、マイマイガが食べていたサクラの香りが凝縮された「お茶」だった。
さらに、虫と葉の組み合わせを約60種類、試作してみて、同じ虫の糞でも、食べる葉によって違う味の「お茶」になることがわかった。
そもそもだが、虫の糞をなぜ口にしようとしたのか?
「2022年、博士課程に進学して、学位取得後の進路を探していました。その選択肢のひとつとして昆虫食があったのですが、その世界を見ると『食の多様性』といいながら、みんながコオロギに焦点を当てて、パウダーにするなど、同じことをやっている。疑問を感じました」
糞のお茶は「植物と虫の多様性をそのまま飲む」わけで、生態系やいきものの多様性を伝えることができる。
丸岡さんは広報活動を開始し、クラウドファンディングで開発支援を呼びかけた。そして2023年2月、目標額100万円を大きく上回る300万円の支援獲得に成功した。(以下ソースで)
3/31(金) 6:02配信 JBpress(沢田眉香子:編集・著述業)
https://news.yahoo.co.jp/articles/9f98b7ce48ca4de0c1f3a964d13c62880a145245
画像 これが、植物と虫とで作られた神秘のお茶「虫秘茶(ちゅうひちゃ)」
引用元: ・【飲料】京大生が開発した「虫の糞茶」、クラファン達成が映す未知の昆虫食の可能性 [シャチ★]
https://matomehub.jp/b727ana/page/1315
昔からやろ
ねーよ