「無口で独り」「おとなしい」　木村容疑者同級生ら―首相襲撃

小中学校の同級生だった男性（２４）は「教室で独りでいることが多かった。影が薄いタイプで、無口な方だった」と振り返る。教室内では小説などの本を読んでいたという。たまに言葉を交わす間柄で、「本や趣味の話とか、笑い話をした気がする」と言うが、あまり印象に残っていない様子だった。
授業中の態度は真面目だったが、体育祭の練習の際に同級生から「ちゃんとやってくれ」と注意され、言い争いになったことも。逮捕について、「かっとなる部分もあったのかな」と話した。
同じ小中学校に通い、同級だったこともある女性は「怒られもせず、目立つことをしない。静かでおとなしい人」と話した。
小学校の卒業アルバムで木村容疑者は、将来の夢を「パティシエか発明家」としていた。発明家として、「子どもも大人も安全に乗れる車を作りたい」「お年寄りや１人暮らし（の人）の手伝いをする料理ロボットや洗濯ロボットなど、役に立つ機械を作りたい」とつづっていた。
木村容疑者は、兵庫県川西市の住宅で母親、姉と３人暮らし。近隣住民は最近、母親と庭の手入れをする同容疑者の姿を見ていた。一方、かつて同居していた父親から怒鳴られ、黙って聞いている場面も目撃したという。

時事通信　2023年04月17日07時06分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023041600401&g=soc