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食材の値上げが相次ぐなか、“食卓の優等生”とも言われてきた「もやし」も値上げです。スーパーや飲食店だけでなく、生産工場からも悲鳴が上がっています。
■もやし高騰「1袋29円」
シャキシャキの食感で、季節を問わず安く、家計の味方として愛されている、もやし。そんな食卓の優等生に異変が起きています。
東京・墨田区の「スーパーイズミ」では、もやしの税込み価格が「29円」と書いてあります。
スーパーイズミ・五味衛社長:「本当は35円。来月から上げようかなと思っているけど。今は、企業努力でちょっと頑張っている状態」
■ジンギスカン店「厳しい」
もやしの高騰は、家計だけでなく、飲食店にも出できています。
新宿区内にあるジンギスカン専門店「ヤマダモンゴル」。鉄鍋で焼いたうまみたっぷりのラム肉と、なくてはならないのが、もやしです。
ランチセットは900円と、とてもリーズナブル。さらに…。
ヤマダモンゴル(市ケ谷)・中野大介店長:「ランチタイムは、もやし、ご飯・味噌汁がお代わり自由です」
もやしの食べ放題という、うれしいサービスを行っていますが、今、もやしの値上がりで経営面に影響が出始めています。
中野大介店長:「一日2袋、8キロです。元々(1袋)500円だったのが、3月から600円。非常に厳しいですけど、肉を始め、色んな食材が値上げしている。もやしは、ジンギスカンに欠かせないもの。色んな工夫をしながら、これからも続けていきたい」
■もやし高騰“豆が足りない”
高騰が続く、もやし。生産工場からは悲痛な声が上がっています。
旭物産・林正二社長:「過去に例を見ないような、非常に厳しい状況に追い込まれています。
大きな扉の向こうには、土嚢(どのう)のようなものが数多く保管されています。その中身は、もやしの原料“緑豆”です。
林正二社長:「この工場では、一日に約40トンのもやしを作っている。一般の小売店で売られている、200グラムのもやし20万パックです。原料(緑豆)の主な生産地は、中国。中国で作付面積が激減。(緑豆が)高騰しているという状況がある。(中国農家が)より収入が得られる大豆とかトウモロコシへの作付けの転換が進んでいる状況」
■コスト増と“ダブルパンチ”
日本では土壌や気候が合わず、緑豆を中国からの輸入に頼っている現状では、値上げは避けられないといいます。さらに…。
林正二社長:「重油は一日に、大体2000リットルくらい使っている。それが今、去年の5割増し」
もやしを生産するうえで重要なのが、徹底した温度管理です。
部屋の温度を上げる、ボイラー。定期的に与える地下水の温度管理に使われるのが、重油です。
林正二社長:「5年前にも、今回と同じような高騰がありました。その時は、原料価格の高騰だけで済んだ。今回の場合は、もやしの栽培コストが軒並み上がっている」
原料や生産コストの上昇という“ダブルパンチ”によって、もやしは値上がりしています。
林正二社長:「採算が合わないと、皆、廃業してしまう。日本の食卓から、もやしがなくなってしまう。2円、3円上げてもらうだけで、なんとかこの苦境を脱することができるんじゃないか」
もやしなら10円値上げろよ
アイスと違い値上げしてなかったろ(・∀・)ニヤニヤ
もやし屋さん
もう少し儲けても良いのでは?
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