【半導体シェア】世界半導体生産能力、57%をトップ5社が占める:各社の戦略を比較

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1: NewsEveryday 2022/04/21(木) 14:24:38.84 ID:CAP_USER
 米国の市場調査会社Knometa Research(以下、Knometa)によると、Samsung Electronics(以下、Samsung)とTSMC、Micron Technology、SK hynix、キオクシア/Western Digital(以下、WD)の世界シリコンウエハー生産量のシェアは、2021年末までに合計57%に拡大したという。Knometaは報告書の中で、「業界がトップヘビー構造になっていることで、これら企業のシェアは2020年から1%増加した」と述べている。

□統合が進んだ半導体メーカー
Knometaの創設者であるTrevor Yancey氏は、「ICメーカーの統合によって、ウエハーの年間生産量は以前ほど劇的に変化することはなくなっている。メーカー数が減少したことで、需要に対する供給の全体的な調整が改善した。多くのメーカーがより多くの市場シェアを獲得しようと競っていた頃は、過剰生産が今よりもっと一般的で顕著だった」と述べている。

Knometaはその上で、「統合はトップ企業に利益をもたらすが、サプライヤーのリスクを増大させる」とも指摘している。

Yancey氏は、「機器サプライヤーと材料サプライヤーは、顧客基盤の減少によって、おそらく最も潜在的なリスクを抱えている。顧客が減少すると、これらの企業は価格設定に関するレバレッジを失ってしまう。さらに、非常に少ない顧客やたった1社の顧客に依存しなければならない場合は、ビジネスの持続可能性にもリスクが及ぶ」と話している。

10年前は、上位5社の半導体メーカーの生産容量が占める割合は、約40%だった。

https://image.itmedia.co.jp/ee/articles/2204/21/l_20220421ic001.png
2021年の半導体メーカーの生産能力トップ5 出所:Knometa Research

□大規模投資を進めるTSMCとSamsungの競争
Samsungは2021年に、業界最大の半導体生産能力を持つ供給元としてリードを広げた。2021年末には、世界全体のICウエハー生産量の19%を占め、TSMCより44%多く生産能力を持つ。Knometaによると、Samsungは2020年に設備投資を45%増強し、2021年には有効生産能力を大幅に増やしたという。生産能力拡張予算のほとんどは、韓国のピョンテク市にある複数の300mm生産ラインに投じたという。

Samsungの生産量は、2017年当時の生産能力を基準にすると、2026年までに3倍になると予想される。現在の生産能力プロジェクトには、米国テキサス州テイラーに170億米ドルを投じて建設中の新工場が含まれ、TSMCと競合する最先端プロセスのファウンドリーサービスの拡張に向けて同社の強力な推進力をサポートするものとなっている。

一方、TSMCは強い需要を受けて、今後数年間で生産能力を大幅に増強する計画に着手した。最近の拡張は、台湾の台南にある工場「Fab 18」を中心に行っている。

Knometaによると、TSMCが成熟した技術ノード、特に28nmの生産量を増やしている背景には半導体不足もあるという。同社は需要に対応するために、中国の工場「Fab 16」を拡張し、2023年半ばまでに生産能力を倍増させる計画だという。

TSMCは現在、世界各地にある3カ所の“グリーンフィールドサイト(未開発の工業用地)”での建設計画を進めている。計画の第一段階には、米国アリゾナ州フェニックスにある広大な製造施設「Fab 21」の建設が含まれる。この施設では、2024年に300mmウエハーの生産を開始する予定である。120億米ドルが投じられるFab 21のフェーズ1プラントでは、5nm技術を用いたチップを製造する計画だ。さらにTSMCは、2024年の生産開始を目指して、ソニーセミコンダクタソリューションズと共同で70億米ドルを投じて日本の熊本県に300mm製造施設を建設する計画だ。加えて、TSMCは2021年11月、別の複合的な製造施設の用地として台湾 高雄市を選択したことを発表した。

→Micron、SK hynix、キオクシア/WDおよびIntel
https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2204/21/news080_2.html

>>2 へ続く

2022年04月21日 11時30分 公開
EE Times Japan
https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2204/21/news080.html

2: NewsEveryday 2022/04/21(木) 14:24:53.34 ID:CAP_USER
>>1 から続く

□ノードの移行に注力するMicron
Micronは、より高度なプロセス能力の既存の生産力を高めることに注力するため、設備投資を抑えてきた。とはいえ、同社は2021年に、「Fab 15」のフェーズ4、「Fab 16」のフェーズ2、そして米国バージニア州にあるレガシー製品の製造施設の拡張という形で、生産能力を追加した。

Micronはこの10年間の半ばにわたり、ノードの移行によってビット供給を増やす計画だ。同社は、DRAM向けのダイの縮小や3D NAND型フラッシュメモリに向けた継続的なスケーリングを通じて半導体生産量を高められるような新たな技術や装置に焦点を当てている。

結果的に、同社が今後2~3年のうちに製造施設の大規模な拡張に着手することはなくなったとKnometa氏は述べた。Micronは2021年10月、次の大規模な製造施設プロジェクトを発表した。同社が日本の広島県に持つ用地に、新たに300mm製造施設を建設するというものだ。2024年に生産開始を予定している。

□2021年、設備投資を大幅に引き上げたSK hynix
Knometa氏によると、SK hynixは2018年、韓国と中国に新たな製造施設を建設するため設備投資を大幅に増やしたが、2019年と2020年には設備投資を縮小したという。韓国の清州市にある「Fab M15」と中国の無錫市の「Fab C2F」は2019年に操業を開始したが、いずれの製造施設でも能力と生産量の拡大は漸進的である。Knometa氏は、「SK hynixは2021年に設備投資を大幅に引き上げた。となれば、2022年には設備投資はさらに高められるはずだ」と述べている。

SK hynixの最新の製造施設である「M16」(韓国、利川市)は、2021年初めに完成し、同年第4四半期に操業を開始した。

SK hynixは2021年12月、中国の大連市にあるIntelの製造施設(「Fab 68」)の所有権を獲得した。だが、依然としてIntelが3D NANDチップの製造にFab 68を使っているため、2021年末の時点では、同施設の生産能力はSK hynixの分に含まれていなかった。SK hynixによるIntelのNANDおよびSSD事業の買収は、数年にわたる複数段階の取引であり、SK hynixが買収を完了する2025年3月まで、IntelはFab 68で製造できることが規定されている。

□キオクシアとWDは3Dスケーリングの進展に注力
キオクシアとWDが共同で保有する生産能力は、2021年に上位5社の中で最も低い割合で増加した。両社は、生産能力よりも3Dスケーリングの進展によって3D NANDのダイ生産量を増やしている。

WDは、ほぼ全ての製品供給ニーズを新技術への転換で満たしている。3D NANDの場合、層数を増やして単位面積当たりのメモリ量を増やすことを意味する。

キオクシアとWDは、三重県四日市市の拠点に新工場「Y7棟」を建設し、2023年初頭の稼働を予定している。同拠点の他工場と同様に、Y7棟も2段階に分けて建設される。2022年4月、両社は岩手県北上市の拠点で第2製造棟「K2棟」の建設を開始した。既存のK1棟は2020年に生産を開始した。K2棟は2023年の建屋完成、稼働を目指している。

□6位のIntel、キオクシア/WDに迫る可能性も
Knometaによると、Intelは2021年末時点で6位だった。同社は5位だった2012年以降、順位を維持している。

Yancey氏は、「Intelがトップ5に入らないことは、私にとって驚くべきことではない。上位5社のうち4社は、膨大な容量を必要とする2つのセグメントであるNANDとDRAMのサプライヤーだ」と説明した。

Knometaによると、Intelが今後数年以内にトップ5に浮上する可能性がないわけではないという。Tower Semiconductor(以下、Tower)の買収が完了すれば、Intelの生産能力はキオクシア/WDに迫ることが予想される。2021年末のデータに基づくと、IntelとTowerを合わせた生産能力はキオクシア/WDに約15%後れを取っている。Yancey氏は、「Intelは今後数年以内に完成予定の大型工場をいくつか持っているが、それは、キオクシア/WDも同様だ」と述べている。

【翻訳:滝本麻貴、青山麻由子、編集:EE Times Japan】

□原文へのリンク
https://www.eetimes.com/chipmakers-increase-share-of-global-ic-wafer-capacity-to-57/

3: NewsEveryday 2022/04/21(木) 14:28:00.04 ID:zvHytz3V
ネトウヨそっ閉じ
4: NewsEveryday 2022/04/21(木) 14:33:00.17 ID:u40yQOrV
半導体、液晶工場は電気食い
原発が動かないかぎり日本の再参入はきつい
太陽電池や風車で半導体工場は動かない
13: NewsEveryday 2022/04/21(木) 14:58:22.69 ID:Kz0l0ith
>>4
自分がIQ70くらいの知的障害者って自己紹介するのどんな気持ち?

本人は自分が頭が良いと思って書くんだけど、知恵遅れだからどうしても間抜けな頭を晒してしまう。
惨めなことだな。

5: NewsEveryday 2022/04/21(木) 14:35:55.99 ID:yBbL87TD
Intelは入ってないのか
6: NewsEveryday 2022/04/21(木) 14:36:24.96 ID:eZgnjk2f
サムスン \(^o^)/オワタ

■不良品率65%のサムスン製「Snapdragon 8 Gen 1」類を見ない短命に■

クアルコムが早ければ6月にも最新プロセッサ「Snapdragon 8 Gen 1 Plus」をリリースする予定であるそうです。

これはサムスンに製造を委託している現行プロセッサ「Snapdragon 8 Gen 1」の歩留まり(製品を製造した際に、その中に含まれる良品の割合)が35%しかなく、発熱も大きいなど品質問題が懸念されていることを受けたもの。

Snapdragon 8 Gen 1 PlusはSnapdragon 8 Gen 1より処理能力がわずかに向上するとされており、全数をTSMCが製造するとされています。

https://buzzap.jp/news/20220408-snapdragon-8-gen-1-end/

7: NewsEveryday 2022/04/21(木) 14:36:30.07 ID:gRmk9Oy4
半導体はどこの国が勝者というより金と電力がかかりすぎるからいろいろ
分散してやってる感じだわ。
8: NewsEveryday 2022/04/21(木) 14:36:59.45 ID:eZgnjk2f
サムスンは海外資金を日本に依存
https://japanese.joins.com/JArticle/268498
サムスン電子の海外資金の大半は日本のメガバンクから借りたものだ

韓国とのビジネスは要注意 外貨不足で支払不履行に
https://www.youtube.com/watch?v=dq1Q_f8o8QY

10: NewsEveryday 2022/04/21(木) 14:48:56.73 ID:a+O5jEPx
先の大戦ボコボコにノックアウトされた日本だったが、いち早く半導体製造の技術革新で米国を出し抜いて経済戦争に勝利するが、後々その制裁で失われた32年が経過する。

真の独立なくして経済繫栄はないと言える。

せめて日米安保条約内の日米地位協定の改定をドイツ・イタリア並みの地位協定にする必要がある。これで治外法権を解除する。首都圏にこれだけの外国軍基地がある国はないと言える。

12: NewsEveryday 2022/04/21(木) 14:57:48.66 ID:WhNvRgC0
日の丸半導体(笑)
とか言われていた時代が有ったなw
米国の圧力もあるが、実際はセルフ経済制裁を続けて無能衰退国に落ちぶれたわw
14: NewsEveryday 2022/04/21(木) 15:00:46.63 ID:gRmk9Oy4
韓国は半導体で国がもってるような感じだからなぁ。
15: NewsEveryday 2022/04/21(木) 15:01:53.23 ID:neFfDq2M
フッ化水素で戦争しかけた結果がこれですよw
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