その最たるものが保険であり、「終身雇用という人生の保険に知らぬうちに加入していることに、気が付いていない人が多いのでは」と語るのは、経済評論家の上念司氏。
安定を重視する重視する保険思考的な発想のデメリットについて、上念氏が解説する。
(以下は、上念司著『あなたの給料が上がらない不都合な理由』の一部を編集したものです)
(中略)
私はその人が心の底から「保険」を求めていて、それを得ることで本当に心の平安を得られるならそれでいいと思っています。
ただ、問題はその「保険」には相応のコストがかかっているのに、それを提供する側があたかもノーコストであるかのように偽装している点です。
働いている側は自分が「保険」に入っていたことを知りません。
大学の就職セミナーでも、社会人の先輩も、親も、友達も、終身雇用の正社員とはこの「保険」に入ることなんだよって説明してくれません。誰も教えてくれないんです。
終身雇用を維持するためには、軽々に給料を上げられません。売上が仮に2倍になっても、給料は上がりません。
それは「保険」料として徴収され、いざという時にあなたの雇用を保証するからです。コロナショックで企業の業績が悪化しても職を失っていないですよね?
■「給料を上げたい」ならリスクを取るしかない
終身雇用という安定雇用「保険」のおかげでクビにならずに勤め続けられて良かったじゃないですか。
それなのに、自分が同意した「保険約款」に書いてない「ないものねだり」をしていませんか?
正社員として雇用されているにもかかわらず、「この20年間給料が全然上がらない!」とか文句を言っている人がいるそうですが、まるで子供です。
約束は守る。これが社会のルールですよ。逆にもう約束を守る気がないなら終身雇用を捨てればいい。
私だってそうしましたよ。23歳の時に。今は昔と違って30代でも十分若い。まだまだリスクを取ってチャレンジできると思います。
私が独立した00年代より、起業する人に対する社会の目も優しくなりました。本当にうらやましい限りです。
いずれにしても決断は早いほうがいい。本当に給料が上がって欲しいと思うなら、元本変動のリスクを取るしかない。
厳しいようですがこれが経済の掟なのです。安定雇用を捨てる気もないくせに文句ばかり一丁前に言っていても生産性ゼロですから。
<文/上念 司>
https://nikkan-spa.jp/1824765/2
やっぱり安定には価値がある
公務員の給料はだから高いんだよな
おめでとうございます
年寄は若者より機敏性や学習能力に欠けて云々といいだすなら
20代に1000万からの給与払ってからいえ
定期昇給にこだわってるのはむしろ会社の方
だから正社員という既得権があるから非正規が悲惨なんだというのが
竹中とコイツの理論
まー3カ月分ぐらいで即解雇とかできてもいいとは思うが
雇用の流動性が確保できているという前提で
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