【知床観光船沈没事故】３歳女児ななこちゃんを発見した漁業取締船の乗組員「彼女から発見されに来たような…」

両親とともに観光船「ＫＡＺＵ１」に乗り込んでいた３歳の加藤七菜子（かとう・ななこ）ちゃん。北海道旅行の最終日だった先月23日、事故に巻き込まれました。

七菜子ちゃんが見つかったのは知床岬の東側14.5キロの海の上。「ＫＡＺＵ１」が沈没した「カシュニの滝」の近くから、およそ30キロ流されていました。
発見したのは道の漁業取締船「海王丸（かいおうまる）」。道によりますと、海王丸は16人の乗組員を乗せて釧路港から急行し、24日から捜索に加わりました。
サーチライトで10メートル先を照らして進むこと１時間半。乗組員が光の中に、ベージュ色のパーカーを着たうつ伏せの小さな体を見つけました。
海王丸は救助用の船ではないため、乗組員たちは海上保安庁の巡視船が到着するまで、およそ２時間半、見守りを続けました。

乗組員
「当時は風が強く、知床沖特有のうねりで、白波も立っていました。彼女が波間に紛れてしまうので、見守るのも簡単ではありませんでした」

海王丸は、七菜子ちゃんが救出された後も、28日まで捜索を続け、拠点としている函館港に戻りました。

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Yahoo!ニュース: 知床沖観光船沈没事故 ３歳女児を発見した漁業取締船の乗組員「彼女から発見されに来たような…」（HBCニュース） – Yahoo!ニュース.
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