東京都内で、家の「門扉」が盗まれる被害が相次いでいます。被害者の男性が、突然起きた被害の状況について語りました。
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被害にあった60代男性
「玄関開けたら何もないので、違和感しかなくて。 いや、もうビックリとショックですよね。なんで、こんなもの持って行くのかなと」
住宅と道路の間にあったはずの扉「門扉」が突然、無くなっていたというのです。
男性
「片側ずつあって、真ん中で開く形」
ゴールデンウイーク中に、盗まれたことに気づいたといいます。
男性
「上にあげるだけで外れるから、すぐ持って行かれちゃいますよね。でも、門を持って行くなんて思わないですから。無くなるなんて」
さらに、隣の家の門扉も持ち去られていました。江戸川区内だけで門扉が無くなる被害が17件、警視庁に報告されていたのです。
相次ぐ被害に捜査が進められる中、5日、窃盗の疑いで逮捕されたのは、東京・葛飾区の建設作業員・吉川勇大容疑者(40)です。
警視庁によると、吉川容疑者は知人から借りた車を使い、4月30日午後10時すぎ、江戸川区にある住宅の門扉2枚・5万円相当を盗んだ疑いがもたれています。犯行時間は、わずか1分ほどだったといいます。
警視庁の調べに対し、吉川容疑者は「金がなくなったので、門扉を盗んで売ろうと思った」と供述し、容疑を認めているということです。アルミ製ですぐに外れるものを狙ったとみられています。
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全国に門扉など建築建材を販売する会社に、話を聞きました。
環境エクステリア 業務・開発担当 丹羽佳伸さん
「アルミの原材料っていうのが、1.5倍から2倍近くまで上がってきている。アルミって、非常に金属としてリサイクルしやすいものなので、スクラップ業者さんの買い取り価格が非常にいい値段で買い取ってくれるという部分もある 」
売れる高価なものを狙ったとみられている吉川容疑者は「ゴールデンウイーク中に、江戸川区や千葉県で、30件から40件くらいやったと思います」と供述しているということです。
盗んだ門扉は「千葉県のスクラップ工場で換金した」とみられていて、江戸川区内で門扉が盗まれる被害が複数あることから、警視庁は吉川容疑者との関連を調べています。
https://news.ntv.co.jp/category/society/a94cd2718c004e0b84a2220857caa83b
引用元: ・【社会】 家の前の“門扉”盗まれる 被害男性「玄関開けたら何もない」 [朝一から閉店までφ★]
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