【立憲・泉代表】内閣不信任決議案 午後5時以降に提出する方針

国会の会期末が来週15日に迫る中、立憲民主党の泉代表は8日朝、国会内で記者団に対し「政府は物価高に対して無策で今年度の補正予算ではガソリン対策以外何も対策を講じなかった。これでは国民生活を守ることも日本経済を回復させることもできず、看過できない」と述べ、岸田内閣に対する不信任決議案を提出する方針を明らかにしました。

そして、野党内から「可決の見込みがない中、国会の会期末に年中行事のように内閣不信任案を提出するのは国民の理解が得られない」という指摘が出ていることについて「採決の結果がわかっているからやらなくていいということになると、与党多数の中、あらゆる採決が不要になってしまう。岸田内閣は不信任に値するという判断を明確に表明することが重要だ」と述べました。

さらに、記者団が「衆議院の解散総選挙に臨む覚悟があるのか」と質問したのに対し「覚悟は当然ある」と述べました。

立憲民主党は、内閣不信任案を細田衆議院議長に対する不信任案と合わせて8日夕方、提出する方針で、西村幹事長が野党各党の幹事長・書記局長らにこうした方針を伝え理解を求めました。

午後5時以降に提出

立憲民主党の馬淵国会対策委員長は記者団に対し、岸田内閣に対する不信任決議案と細田衆議院議長に対する不信任案を8日午後5時以降に提出する方針を明らかにしました。

いずれも提出は衆参両院で統一会派を組む社民党と共同で行うということで、馬淵氏は「会派として単独で提出する」と述べました。

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NHKニュース
2022年6月8日 15時22分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220608/k10013662481000.html