1-1で迎えた前半アディショナルタイムには、左サイドでDF伊藤洋輝の折り返しを受けて前を向く。相手がドリブルを警戒して間合いが広がっているのを見逃さず、シンプルに右足インフロントでゴールに向かうクロスを供給した。このボールに飛び込んだMF堂安律とFW上田綺世は合わせられなかったが、コントロールされたボールはワンバウンドで右のサイドネットに吸い込まれ、チームに決勝弾をもたらした。
さらに75分には左サイドでボールを受けると、対峙したDFを急加速で抜き去る。ゴール前のスペースに入り込んだ久保建英の動きを見ながら、カバーに入ったもう1人のDFよりも一瞬早く右足アウトフロントでマイナスの折り返しを入れて、久保の代表初ゴールをお膳立てした。
何度も2万5千人の観客を沸かせ、1ゴール1アシストと結果も出して試合の主役となった三笘。そんな彼のドリブルの本質を知る出来事がガーナ戦の前にあった。
■寡黙な超負けず嫌いが自主トレで磨いた究極の1対1
ブラジル戦翌日の全体練習が終わると三笘は、川崎フロンターレでチームメイトだった山根視来と1対1でさらに汗を流した。その様子を見た記者から「どういう思いでやっていたのか」と問われると、「日頃のルーティーンとしてやっていました。山根選手とはフロンターレの時もよくやっていたので、久しぶりにやろうという話になっただけですね」と答えた。
この言葉を聞いて、ふと脳裏に浮かんだシーンがあった。それは筑波大時代に全体練習後に黙々と行っていた1対1の自主トレーニングだ。全体練習では局面を意識してスピードを発揮するタイミング、シンプルにボールを繋ぐタイミングを意識。本番の試合を想定した、チーム全体の動きをイメージするトレーニングが多い。
そして1日の締めくくりとして、三笘の最大の武器である1対1の自主トレーニングが始まる。『寡黙な超負けず嫌い』である三笘は、自主トレーニングでも手を抜かない。うちに秘めた熱をたぎらせ、何度も1対1を挑む。
筑波大時代は同い年のCB山川哲史と1対1をずっとやっていた。やり方は至ってシンプルで、お互いのパス交換から、三笘がドリブルを仕掛けて、山川が止める。自主トレーニングながらも、彼らの間で醸し出される空気はいつも張り詰めたものだった。
相手の間合いにならないように気を配りながら、三笘は急加速するタイミングを探り、山川は三笘の特徴を出させまいと構える。一瞬の睨み合いのなかで無数の駆け引きが行われ、そこから激しいアクションで2人が交錯。ハイレベルなバトルが繰り広げられていた。
思考、癖、長所、短所などお互いの手の内を知り尽くしている上で戦わなければいけない。だからこそどう抜くか。そのための『思考』こそが一番重要だと筆者は考える。三笘の1対1の自主トレは、まさに思考を徹底して磨き、その思考を身体操作に反映させる作業だった。
「ただドリブルがうまいだけではダメ。ドリブルに破壊力が伴っていないとフロンターレでは活躍できませんし、その先の世界にも行けません。とにかく個のレベルを上げないといけないし、自分で勝負を決めてしまうことができる選手にならないと、トップにはなれない。最終的には個の打開力が『戦術』になると思っています」
当時の三笘はドリブルを磨く意義についてこう語っていた。しっかりと自分の将来像を見つめ、そのために必要な努力を積み重ねていった。
全文はソースで
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3cad54948c72b9b3b169b8ed47c3d4f246aba77
引用元: ・【サッカー】三笘薫、圧巻ドリブルでスタメン奪取に名乗り 寡黙な“超負けず嫌い”のルーツに迫る [首都圏の虎★]
アップになったとたん田舎のおっちゃんになってしまう。
歳とったらひげもかっこいいイケメンになるから永久脱毛はもったいない
南野は論外だ
なぁ南野よ…