【ハハッ】ミッキーマウスが著作権切れに…ウォルト・ディズニーが冷凍保存されているという都市伝説の真相は？

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アメリカの著作権法の不可思議な改定

現役弁護士兼ピン芸人のこたけ正義感は、「ミッキーマウス延命法」とも称される、アメリカの著作権法についての都市伝説を紹介。

「著作権法」とは、映画や音楽など創作物に生じる権利についての法律。実は、アメリカの著作権法は、幾度となく不可思議な改正が行われていることを知っているだろうか。

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アメリカの著作権法は1790年に制定され、1900年代初頭は著作権の保護期間は「56年」と定められていた。この期間が経過すると「パブリックドメイン」として、著作権をはじめとする知的財産権が発生しない誰でも利用できる状態になる。その後、1976年に「75年」に延長され、1998年には「95年」という世界的に見てもかなり長い保護期間へと制定された。

1976年の改正当時、直接影響を受ける1920年代の作品はほとんど残っていなかった中、ただひとつだけ世界中に知られた作品があった。それが「ミッキーマウス」。1928年の映画「蒸気船ウィリー」に初めて登場し、当時ウォルト・ディズニーが声を務めた。

保護期間延長の歴史と照らし合わせると、ミッキーマウスの著作権が切れる直前で二度も改正されている。そのことから、アメリカ国内では皮肉を込めて「ミッキーマウス延命法」と呼ばれているのだ。

ミッキーマウスの著作権が切れる？

だが、現在の著作権法によると、ミッキーマウスは2023年で著作権が切れパブリックドメインとなる。

著作権が切れると、どんなことが起こるのか？ 今年1月「くまのプーさん」の著作権が切れたことにより、ディズニーとは全く関係のない会社によってこれまでのイメージとはかけ離れたホラー映画「くまのプーさん：血と蜂蜜」が製作されている。ミッキーマウスも同じことがおこる可能性があるのだ。

そんな中、今年1月、ディズニー社で法務部長を務めていたスーザン・ウィルソンが、政府の著作権を管轄する部署のトップに就任。著作権切れ直前の人事について、こたけ正義感は「何か意図があるんじゃないか」と語る。

アメリカ国内でも、ディズニー社だけを優遇するのはおかしいという声が上がっており、これ以上の著作権の改正は不可能だろうといわれているという。

そこで考えられる対策は、「ミッキーマウスはウォルト・ディズニー個人の作品だ」と主張するというもの。
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