【スタメン・試合詳細】スペイン対スイス
この試合の舞台はレアル・サラゴサの本拠地ラ・ロマレダ。サラゴサはスペイン5番目の大都市のクラブとしては落ちぶれた状況が続いているが、ラ・ロマレダの観客は2003年以来18年ぶりにやって来たスペイン代表を凄まじい熱狂で迎えている。
ルイス・エンリケ監督はGKウナイ・シモン、DFアスピリクエタ、エリック・ガルシア、パウ・トーレス、ジョルディ・アルバ、MFガビ、ブスケツ、ペドリ、FWフェラン・トーレス、アセンシオ、サラビアをスタメンとして起用。中盤の3人を中心として、バルセロナの選手が6人と過半数を占めている。
スペインはバルセロナよろしく、ボールを保持してスイス陣地で試合を進めていく。が、パスは回してもアタッキングサードでの効果的なプレーと連係を描き続けた。すると21分、スイスにこの試合初のCKを与えて、そこから失点。クロスからアカンジがアスピリクエタに先んじた動きでヘディングシュートを放ち、ネットを揺らしている。スペインはその後もボールこそ保持するものの、攻撃の仕上げの部分で創造性と精度を欠き続け、結局シュートを打たぬまま前半を終えている。
同じメンバーで後半をスタートさせたスペインは55分、ラ・ロマレダに歓喜をもたらす同点弾を決めた。アセンシオが馬力と技術あるドリブルでペナルティーエリア手前右で突き進み、スイス守備陣を引きつけながらエリア内左に侵入するJ・アルバにスルーパス。バルセロナDFは左足のシュートでGKゾマーを破った。
だがスペインと観衆の喜びも束の間、スイスは59分に再びCKからリードを奪った。ニアサイドのアカンジがクロスに足で触れて中央に流すと、そこに位置していたエンボロが枠内に押し込んだ。L・エンリケ監督は64分に交代カードを切り、アセンシオ、サラビア、フェラン・トーレスとの交代でニコ・ウィリアムス、ボルハ・イグレシアス、ジェレミ・ピノを投入。N・ウィリアムスとB・イグレシアスは代表デビューとなり、2017-18シーズンにサラゴサでプレーして23ゴールを決めたB・イグレシアスは大喝采を浴びている。
70分にはペドリをマルコス・ジョレンテに代えて縦の速さも意識したスペインは、ボールを保持しながらゴールチャンスをうかがい続けるが、相変わらずスイスの堅守に苦戦。L・エンリケ監督は終盤、サイドバックのアスピリクエタを中盤のカルロス・ソレールと交代して、より攻撃的な姿勢を示したものの、ソレールのシュートがゾマーに防がれるなど結局2点目を決められず終了のホイッスルを迎えている。
スペインのシュート数8本、枠内シュート4本は守備とトランジションをプレーの主軸としたスイスとまったく同じ数字。ポゼッション率では75%と圧倒しながらも、それをゴールチャンスにつなげることができず、これまでの弱点を再び露呈してしまった格好だ。……ちなみにスペインが2003年にラ・ロマレダを訪れた際には、ギリシャに敗れてEURO2004出場プレーオフを戦うことを強いられた。今回はスイスとのホーム戦で史上初めて黒星を喫し、サラゴサ本拠地では良い思い出をつくることができずにいる。
なおリーグA・グループ2のもう1試合、チェコ対ポルトガルはポルトガルが勝利。この結果、同グループの順位は首位ポルトガル(勝ち点10)、2位スペイン(勝ち点8)、3位スイス(勝ち点6)、4位チェコ(勝ち点4)となった。スペインとポルトガルは27日、首位の座と決勝トーナメント進出をかけて直接対決に臨む。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb22433ce3c0a61f2256776afbd8b6e5975c7d50
引用元: ・【サッカー】スペインがスイスに1-2敗戦、75%以上のポゼッション率も効果的プレー少なく…CKから2発を決められる [久太郎★]
前田、古橋走らせてこれをやれるかどうかが鍵だな
引き分けや最小失点負けなら通過みたいな状況で引きこもられたら厳しいが