【群馬】「水音うるさくて眠れない」　稼働停止の発電所に苦情　県「対策必要なレベル」　前橋市

定期点検時のミスで2020年2月から稼働停止中の群馬県企業局の関根発電所（前橋市関根町）を巡り、「水の音がうるさくて眠れない」といった苦情が近隣住民から寄せられている。停止によって流れ方が変わり、下流の合流地点に流れ込む水量が増えて滝のようになったためだ。県も「対策が必要なレベル」とし、来年2月の断水時期を待って応急措置を施す方針。

企業局によると、同発電所は広瀬川から取水した農業用水で運転。定期点検中に人為的ミスが重なり、水車や発電機を格納する地下室に水が流入して設備が水没したため稼働停止した。

これに伴い、発電所に本流を流していた水門を閉じたことで、本来は発電所を通らない余分な水を流していた「余水路」に本流の水が流れるようになり、余水路の水を戻す下流の合流地点が滝のようになったという。

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