ソウル イテウォン（梨泰院）転倒事故 邦人遺族が安置所を訪れ対面

韓国・ソウルの繁華街で29日、大勢の人が折り重なるように倒れ154人が死亡した事故で、埼玉県の大野知事は亡くなった日本人2人のうち1人は、埼玉県の女性だと明らかにしました。

そのうえで、「心からお悔やみを申し上げたいと思いますし、大変重大な惨事だと考えております。繰り返してはならないと強く思っています」と述べました。

亡くなったのは川口市の18歳の女性
今回の事故に巻き込まれて亡くなった日本人、2人のうちの1人は埼玉県川口市の小槌杏さん（18）です。

杏さんの祖父によりますと杏さんは、都内の大学に通っているということです。

31日夕方に杏さんの祖父が、自宅でインターフォン越しに取材に応じ「突然のことで言葉もありません。可愛い子だったので胸が張り裂けそうです。8月に『頑張ってね』と韓国に送り出したのに、まさかこんなことになるなんて、思ってもいませんでした」と話していました。

遺族が安置所を訪れ対面
亡くなった冨川芽生さんの遺族はソウル市内の病院を訪れ、遺体と対面しました。

父親の歩さんらはインチョン空港に到着後、午後8時すぎに遺体が安置されている病院に車で到着しました。

そして芽生さんの遺体と対面したあと、報道陣の取材には応じず15分ほどで病院をあとにしました。