最速１５９キロ右腕でメジャー通算２４３試合に登板し、２０１８年に２４セーブを挙げるなど実績は十分。
今季限りで退団したスコット・マクガフ投手（３３）に代わる存在として大きな期待がかかる。
球団はこの日、先発候補としてメジャー通算１３勝のディロン・ピーターズ投手（３０）＝前パイレーツ＝の獲得を発表。
球団初のリーグ３連覇へ、補強を進める。 リーグ３連覇への助っ人補強第３弾だ。
複数の米球界関係者によると、ヤクルトが新守護神候補として、最速１５９キロを誇るケラの獲得に動いていることが判明した。
米ロサンゼルス出身で１８５センチ、１００キロと大柄な右腕。２０１５年にレンジャーズでメジャーデビューを果たすと、同年はチーム２位の６８試合に登板し、２２ホールドを挙げた。
さらに、１８年は７月末にパイレーツへ移籍するまで抑えを務め、２４セーブをマーク。
メジャー７シーズンで通算２４３試合に救援登板しているスペシャリストだ。
パドレスに所属していた昨年５月に右肘靱帯再建術（通称トミー・ジョン手術）を受けたが、今季はマイナーリーグで１９試合に登板するなど、患部の状態に問題がないことが確認されている。
１６―１７年にレンジャーズで、２１年はパドレスでダルビッシュとチームメートで日本にも縁はある。
力強い速球に加え、武器とするのは縦に大きく曲がるパワーカーブだ。
メジャーでも再び注目を集めている球種で、ドジャースのカーショーやメッツに移籍したバーランダーらも得意とする変化球。
通算奪三振率が１１・０５と高く、クローザーとしては最適といえる。
チームでは、今季３８セーブを挙げてリーグ連覇に貢献したマクガフが退団した。高津監督は、優勝旅行先のハワイで新守護神について
「投手陣のリーダーと言ってもいい。すごく大事なポジション。もちろん一番は実力で九回をこいつに任せたいという人を指名するんでしょうけど、いろんなことがそろわないと任せられない」と口にしていた。
既に入団が決まった先発候補の右腕、エスピナル（前レッズ）に続き、この日は同じく先発候補の左腕、ピーターズ（前パイレーツ）の獲得が球団から発表された。
そして、ケラが今オフの外国人補強第３弾。
今季のチーム防御率３・５２はリーグ４位だったが、救援防御率は３・０３とブルペン陣の奮闘が光っただけに実績十分の右腕が加われば、強力な布陣となる。
日本シリーズで敗れ、涙を流した高津監督は「悔しさを晴らすのは来年だと思っている。やっぱり勝つしかない」と決意を口にしてきた。球団初のリーグ３連覇と日本一奪還へ、大きなピースを埋める。
★清水らも抑え狙う 新守護神候補は他にもいる。
通算８５セーブの石山や、昨年まで２年連続で最優秀中継ぎのタイトルを獲得した清水、２年目の今季は５５試合に登板した木沢、さらに今季は４５試合で防御率１．２５だった左腕の田口も控える。
高津監督は「ハイレベルな守護神争いになってくれるのが一番いい」と競争を促していく。
■ケオーニ・ケラ（Ｋｅｏｎｅ Ｃｏｌｅ Ｋｅｌａ） １９９３年４月１６日生まれ、２９歳。
米カリフォルニア州出身。２０１２年にドラフト１２巡目（全体３９６位）でレンジャーズ入団。
１８年途中からパイレーツでプレーし、２１年にパドレスに移籍。昨年５月に右肘靱帯再建術（通称トミー・ジョン手術）を受け、今季途中からドジャース３Ａでプレーした。
メジャー通算２４３試合に登板し、２３勝１３敗２８セーブ、防御率３・３３。１８５センチ、１００キロ。右投げ右打ち。
12/21(水) 5:00配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/84f930c45539a7f0b495639ae9cff32f0167abef
引用元: ・【野球】ヤクルト新守護神だ メジャー２４３戦登板、１５９キロ右腕獲り！ 昨季手術も今季マイナーで復帰のケオーニ・ケラ [マングース★]
