2022/12/29 04:15
斎藤聡人
ゴキブリ年の瀬となり、そろそろ大掃除をしなければ…と思う人も多いだろう。近頃ネット上では、大掃除の際にゴキブリを一掃できる可能性を秘めた噂が飛び交っている。
この噂を検証してみると、「意外な事実」が明らかになって…。
■「ゴキブリが家からいなくなる方法」
12月初めごろから、ツイッターで「ゴキブリが家からいなくなる方法」が拡散されている。内容としては、12月~2月に家中のドアや窓など開けられる場所を全開にして、換気扇を回すというもの。この状態で3時間以上放置すると、ゴキブリの卵がすべてダメになるそうだ。
「みんなの嫌われ者」ゴキブリは主に夏場に活動し、冬はほとんど見かけないイメージ。いわばゴキブリの”オフシーズン”で、年末の大掃除のタイミングに適したこの説は不特定多数のユーザーが投稿しており、ネット上で急激に広がっている。
■ゴキブリは冬眠する?
どことなく寒さに弱い印象のゴキブリだが、この方法は効果があるのだろうか。シェアリングテクノロジー株式会社が運営する、ゴキブリ対策で有名な「ゴキラボ」編集長の和田麻里さんに話を聞いた。
まずは、ゴキブリが冬眠するのか聞いてみた。「ゴキブリの場合、冬眠ではなく越冬休眠をします。越冬休眠とは、生物がさまざまな方法で冬を乗り切ることをいいます。一般的に家庭で見かけるクロゴキブリは生育段階で異なります。
卵は越冬休眠するので寒さに強いですが、生まれたばかりの1齢幼虫は寒さに弱く越冬休眠しません。それ以降の成虫になるまでの幼虫は越冬休眠するので冬の間も生きられます」(和田さん)。
つまり、越冬休眠しない1齢幼虫と成虫は寒さでほとんど死んでしまうが、大きな幼虫や卵は越冬休眠しているためどこかで隠れて生きている可能性があるということだ。改めて、ゴキブリの生命力の強さを感じる…。
■ネットの噂の真相は…
引用元: ・【G】「冬に家中の窓を開けるとゴキブリが死ぬ」ネットの噂 判明した真実に耳を疑う… [朝一から閉店までφ★]
じょうじ。
環境の良いとこに住んでそう