多くのファンが愛着を持つスカイラインの丸形テールランプ=大阪市此花区で2022年11月20日
「スカイラインやスープラなど国産スポーツカーの盗難が相次いでいる」。2022年秋ごろ、捜査関係者からこんな話を聞いた。意外なことに神奈川県内で被害に遭っているのは最新の車種ではなく、1990年代を中心に生産された「旧車」だという。取材を進めると、ある理由で旧車が狙われる実態が見えてきた。
県警によると、県内では22年6~9月、横浜市内を中心にスカイラインやスープラ、NSXなど計35台が盗まれたり、盗まれそうになったりした。標的になったのはいずれも1989~2003年にかけて生産された車で、被害総額は1億円以上に上った。
県警は9月、横浜市内の自動車修理工場で止めてあったスポーツカーを盗もうとしたとして、58歳と57歳の容疑者2人を窃盗未遂(自動車盗)容疑で逮捕。県警は10件以上の余罪があると見ているが、2人の逮捕後も盗難事件は起きており、県警は背後に組織的な関与があるとみて捜査を続けている。
逮捕された容疑者の一人は調べに「(国産スポーツカーの旧車は)売れば金になる。金を稼ぐためにやった」と供述した。背景には旧車の価格高騰があるという。
「映画や漫画などで国産の旧車が登場し、その頑丈さや見た目の格好良さも手伝って、海外での需要が非常に高まっている。それに伴い市場価格も高騰している」。こう明かすのは、中古車事情に詳しい「神奈川県中古自動車販売協会(JU神奈川)」幹部の横山敏行さん(44)。カーアクション映画「ワイルド・スピード」や漫画「頭文字(イニシャル)D」などに往年の国産スポーツカーが多数登場し、米国を中心に海外での人気が高まっているというのだ。
引用元: ・スカイライン、スープラ…相次ぐ「旧車」盗難 背景に映画や漫画? [愛の戦士★]
盗みやすんだろ
日本の自動車は歩行者頭部保護基準(笑)のせいで、フロントグリルが無駄にデカい糞デザインだらけになってしまった。