https://news.yahoo.co.jp/articles/2d7f21d1907254534d7cc2c1123bc9b4bc8029dc
1月10日、大阪市の男(67)が詐欺容疑で逮捕された。男は2022年12月、JR新大阪駅の窓口で構内入場証をだまし取り、新幹線に無賃乗車したという。その手口は、窓口で「大阪地検特捜部の検察官」を名乗り、自作の「身分証」(もちろん偽物)を提示して、駅職員を信じ込ませるという手の込んだもの。男は、翌日これを利用して東京発新大阪行きの新幹線に無賃乗車したとされているが、そこまでして東京に出かけたかった理由は謎だ。
【画像】えっ…! これが鉄道会社の「年収」です(7枚)
区間の連続しない2枚の乗車券を使用する「キセル」など、鉄道での不正な乗車は後を絶たない。ただ、自動改札の普及と共に、かつてほど大規模には行われていないと考えられる。
不正乗車は明らかな犯罪行為である。ただ、筆者(弘中新一、鉄道ライター)の実感では、2000年代初頭までは「多少なら運賃をごまかしても構わない」という風潮は根強かったと思う。
大学生であれば、近距離を移動する時にキセルを行う者は珍しくなかったし、名古屋や京都、大阪から東京といった長距離の移動でも、キセルを行う手法を伝授する者がいたという。だが、筆者の知る限りでは、身近な範囲で捕まった事例は聞かない。この「そうそう捕まることはない」ことに加えて「たとえ捕まっても運賃の3倍を払えば、逮捕されない」といった一種の気楽さ(もちろん、実際には逮捕されることもある)が、不正乗車に手を染める者がいた理由だと思う。
とにかく、2023年の現在では信じがたいことが、21世紀の初頭くらいまで、キセルをはじめとした不正乗車は、「悪いことだとは思うが、運賃が高いから」と正当化される風潮があったのである。
4時間で3万8000人!
もちろん国鉄時代から、不正乗車が見過ごされていたわけではない。1979(昭和54)年7月29日、夏休みも始まったばかりの日曜日に、当時の東京南鉄道管理局では、東京、新橋、川崎など14駅のホーム階段付近に臨時改札口を設け、413人を動員して特別改札を実施した。
時間は午後3時半から同7時半までの4時間だけ。ところが、この4時間だけで、不正乗車でひっかかった乗客は約3万8000人。実に乗客の10人に2人がキセル乗車をしようとしていたのである。多くが海水浴に出かけた者だったのか、9割は若い男女。しかも7割は女性だった。
手口としては初乗り料金で乗車後、定期券で改札口を出ようとする者や、あらかじめ購入していた入場券を用いる者が多かったとされる。当時、入場券は番号で発売時刻が分かるようになっていたのだが、それでも「ホームのベンチに4時間いた」と切り返して逃れようとした者もいたという。
引用元: ・JR「職員413人を東京の改札に配置し臨時で乗車券確認したら3万8000人がキセルしてました。7割が女」 [866556825]
昭和54年って おい!
キセル乗車は国鉄破綻の一因
検察官は身分証明書は持ってない。
これ豆知識
それを吸収できるくらいの余裕はあるんだな
ま~んいん電車(笑)
これは面白い
ほー