「ボコボコにしてやった」東京・中野区の強盗傷害事件　容疑者の男(21)が逮捕前にアパートの住人に事件について話していた

この事件は去年12月、東京都中野区の住宅に押し入り、この家に住む49歳の男性の顔を殴るなどして大けがをさせ、現金およそ3千万円を奪ったとして、金沢市末町の職業不詳・永田陸人容疑者（21）が強盗傷害の疑いで逮捕されたものです。

永田容疑者は調べに対し「身に覚えがありません」と容疑を否認しています。

■【「ボコボコにしてやった」中野区の事件 容疑者が犯行を示唆する発言】

金沢市内にある永田容疑者と同じアパートに住む男性によりますと、永田容疑者が中野区の事件について男性に、「ぼこぼこにしてやった」などと話していたことが新たにわかりました。

このほか、今月17日には永田容疑者から電話番号を伝えられ、「駐車場に変な車がとまっていたら教えてほしい」と警察を警戒するようなことも言われたということです。

■【金回りがよく…数十万円を手に】

永田容疑者は競艇が趣味で、ギャンブルで負けたからと20万円をコンビニで下ろしたと話すこともあったということで、男性は金回りの良さを不審に感じたといいます。

事件をめぐっては、警視庁が永田容疑者から押収したスマートフォンに、今月19日、東京都狛江市の住宅で、この家に住む大塩衣与さん（90）が遺体で発見された強盗殺人事件を計画しているSNSのメッセージが何通か残されていることが分かっています。

メッセージには事件前日の18日の日付で、「狛江市」という地名や、時間についてのやりとりがあり、警視庁は永田容疑者が関東地方で相次いで発生している強盗事件についても何らかの事情を知っているとみて詳しく調べています。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/289964?display=1

永田容疑者は、金沢市内のアパートで一人暮らしだったといいます。

永田容疑者と同じアパートの住人：「彼ね、『おっちゃんちょっと待っとって』と言って競艇（ボートレース）やるの。『ほらほら、当たった』って見せて。彼は競艇が好きみたい。ギャンブルは好きみたい」「（Q.どのくらい賭けていた）額か、額はえらい話をしていたな。『おっちゃん、きょう50万円やられた』とか」

中野の事件後、近所の人は容疑者が発した言葉に違和感を覚えていました。

永田容疑者と同じアパートの住人：「『おっちゃん、変な車が止まっていたら教えてくれ』と」「（Q.どういう意味？）変な車っていうのは要するに警察か、警察の車でも張り込みするじゃないですか。『駐車場に見たことがない車があったら電話で教えてくれ』って言うわけ。『どれが変な車か分からんよ』って言ったら、『例えば警察やったら中に人が張り込んでいる』とか。『何かやばいことやった？』って聞いたら『別にやっとらんけど、ちょっと』って、『ちょっと』って言うから、『この人何かやったな』と」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e74c18d76ecbf8e42244b2e38346d5afd9643b39