https://www.tokyo-np.co.jp/article/227969
全国各地で相次いでいる広域強盗事件で、フィリピンの入管施設に収容されている男4人の中に、渡辺優樹容疑者(38)のほかにも「ルフィ」と名乗る男がいた疑いがあることが、関係者への取材で分かった。男は今村磨人(きよと)容疑者で、2人はハンドルネームを使い回しながら、強盗事件の実行役に指示を出していた可能性がある。(井上真典)
警察当局はニセ電話詐欺事件で4人の逮捕状を取っており、フィリピン当局に身柄引き渡しを要請している。警視庁は引き渡しが実現すれば、ニセ電話詐欺で逮捕した上で強盗事件への関与も調べる。
今村容疑者は入管施設に携帯電話を持ち込み、東京都稲城市で昨年10月に起きた強盗事件の実行役らに、通信アプリ「テレグラム」で指示していた可能性がある。「ミツハシ」を名乗ることもあったとされる。
複数の関係者によると、今村容疑者は渡辺容疑者と同じく北海道出身。2019年、渡辺容疑者が首謀者とされるフィリピン拠点のニセ電話詐欺グループで、幹部として「かけ子」らを取りまとめていたという。
フィリピンの入管当局は同年、今村容疑者を空港で拘束。日本の警察当局はニセ電話詐欺の被害者からキャッシュカードを盗んだとする窃盗容疑で逮捕状を取っており、フィリピンの入管当局は20年1月、国外退去命令を出した。しかし、フィリピン国内で別の違法行為に問われていたこともあり、日本への身柄移送は実現していなかった。
ニセ電話詐欺事件を巡っては、フィリピン当局が19年11月、日本人の男ら36人を拘束。全員が強制送還され、警視庁に逮捕された。警視庁は被害額は35億円に上るとしている。
渡辺容疑者は21年4月、不法滞在容疑でフィリピンで拘束。今村容疑者とともに入管施設に収容されている。
引用元: ・ルフィは2人? 今村磨人もルフィか ルフィらは被害総額35億円ニセ電話詐欺グループ首謀者か [Hitzeschleier★]