大ヒットアニメシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」のテレビ版(テレビ東京系、1995年10月~96年3月)の主題歌「残酷な天使のテーゼ」が昨年12月、カラオケ「JOYSOUND」の過去30年で最も歌唱された曲として表彰された。
今もなお歌い継がれる超ロングヒットに、歌手の高橋洋子(56)は「この曲を歌えることは、まさに天からのギフト」と喜ぶ。同曲への思いとアニソン歌手としての覚悟を聞いた。(増田 寛)
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イントロもなく、いきなりアカペラで始まる歌い出し。高橋は「今も緊張しますよ」という。「すごい難しいと思いながら歌っています。皆さん、カラオケで歌った時に達成感があるっておっしゃられていて。音程などが難しい曲を達成感とともに歌い切ることは、皆さんの方がすごい」
カラオケのリモコンの歌唱履歴やランキングに必ず入っている同曲はまさに“神話”の領域に達している。「エヴァは過去の作品でなくて“今”なんです。
再放送や映画化、コロナ禍のステイホーム期間に見直されたりして生き続けた。作品に関わった皆さんの思いや楽曲の質の高さが評価され続けた。この曲を歌えるのは、本当に天からのギフトだなって思います」
2021年には、同曲を歌うコツや練習法をまとめた「教則本」も出版した。恐縮しながら、うまく歌うコツを聞くと、「ゆっくりのテンポで練習すること。
速いままで歌っていると、ごまかしが利いて達成感だけで終わる。とにかくゆっくり、アカペラでメロディーを意識して」と教えてくれた。
技術だけでなく、プロのアニソン歌手として、心掛けるのは視聴者の思い。「アニソンはみんなのもの。見ていた方々の作品の背景、思い入れがある。私の声が当時と違っていたら、思い出が崩れてしまう。時を超えるのは難しい。でも、それができなくなったらもう終わりかな」。
自分のアーティスト性を出さず、ひたすら作品に寄り添う。「アニメ作品があっての主題歌。必要なのは、作品側の注文に自分が対応できるか。どんな要望にも沿えるアルチザン(=職人)のスキルを上げることが、アニソンを歌うには必要。そのためにも、いつでも声が出るように、譜面が読めるようにしておかないといけない」。
今も毎日、95年版の同曲を聴いて当時の歌唱に近づける練習を続ける。「2時間ぐらいは毎日練習していて、日々成長している。昔より音域が広くなった」と胸を張る。
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引用元: ・【音楽】高橋洋子、「残酷な天使のテーゼ」今も毎日練習「私の声が当時と違っていたら思い出が崩れてしまう」 [朝一から閉店までφ★]
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