https://www.dailyshincho.jp/article/2023/02150557/
定めし朗報である。感染拡大防止の行動制限こそないが、専門家や医師会は「油断できない」と発信。マスクは外せず、大人数で集まるのがはばかられる日々が続く。そんな中、東京都医師会は大規模な忘年会を開催していた。
新型コロナもようやく、感染法上の位置付けが、季節性インフルエンザなどと同じ5類になることが決まったが、5月8日までは2類相当のままだ。まだまだ自粛ムードはやまず、東京商工リサーチの調査によれば、今年度も約7割の企業が、忘年会と新年会を自粛したという。
だが、実は、控える必要などなかったらしい。第8波が拡大中だと、一部では大騒ぎをしていた昨年12月21日、丸の内の皇居を望む一等地に建つパレスホテル東京に、300名近くを集めて年末懇親会、早い話が忘年会を行っていたのは、東京都医師会であった。やってもいいのだとアナウンスしてくれなかったとは、水臭いではないか。
■「コンパニオンも呼ばれた」
なにしろ、医師会自らの忘年会だから、どこまでやってもいいのか、よい目安になるはずなので、内容を確認しておいたほうがいい。宴会の工程表を見たパレスホテルの従業員が話す。
「12月21日の18時半から20時半で、会場は大宴会場の“葵”。広さ1160平方メートルです。来賓は小池百合子都知事のほか、日本医師会の松本吉郎会長、自民党の丸川珠代議員、公明党の山口那津男代表……ほかにも大勢の議員の名前がありました。19時15分から55分まではコンサートが開催され、会場にピアノとチェロ、バイオリンが運ばれていました。コンパニオンも呼ばれたようです」
ワクワクしてくるが、続きを聞こう。
「参加予定者は331人で、参加費は1人1万6千円。前菜、魚、肉、デザートのフルコースが出されたと思われ、ホテルが用意したお酒の料金は107万円。それ以外に、東京都医師会が独自に、各テーブルに全部で40本程度、1本2万3千円の赤ワインを用意していました」
そもそも、どのような趣旨の会なのだろうか。出席した医師会幹部が説明する。
「都知事や都議、日本医師会の会長もお呼びして、意見交換する会で、ここ数年はパレスホテルでやっています。2020年と21年はできませんでしたが、今回は参加者には抗原検査をしてもらい、陰性を確認して来てもらうということで開催したのです。抗原検査は100%じゃありませんが、直前に行えば、リスクをかなり下げられますから。ワクチンも4回以上接種してくださいと、アナウンスしていました」
どんな意見を交換するのだろうか。
「東京都医師会が1年間、社会活動や医療活動でお世話になった方々をお呼びし、感謝を伝えるとともに、意見交換をするということです。特に大事なのは地区医師会ですね。東京には47の地区医師会と12の大学医師会等、計60の医師会があり、そこの会長や理事の先生方のほか、公衆衛生や乳幼児保健などの委員会の委員の先生方も来ています」
■地区ごとに忘年会
それにしても、豪華な内容でうらやましいが。
「感染対策として、例年は800人くらい呼ぶところが、今回の参加者は270~280人程度。いつもは立食ですが、着席にしたため、お酌をしたり料理を運んだりする人が必要なので、コンパニオンを呼びました。ピアノ演奏は、音楽をやっているお医者さんに演奏してもらっただけです」
マスクはどうか。
「食事の席なのだから外していますよ。それに、年末懇親会は各地区医師会でもやっていました」
なんと、東京都医師会では、そこらじゅうで忘年会が行われていたという。
(中略)
■「開催を決断しました」
身内の利益のために本音を隠しているとしたら困ったものだが、お手本を示した以上、医師会も腹をくくったはずである。東京都医師会に尋ねると、
「今回は人数を制限し、着席スタイルで開催。席間の距離を十分に保ち、換気にも十分に配慮しました。また出席者全員に、抗原検査で陰性を確認のうえご来場いただくよう依頼しました。ピアノ五重奏は、ゆっくりと食事していただけるように実施しました」
そして、最後に加えた。
「さまざまなご意見があるのは承知していますが、本会として開催を決断しました」
決断にエールを送りたい。願わくは、自らの実践をお手本としてしっかりPRし、忘年会や新年会を自粛した企業にカツを入れてほしい。それができるのは、われらが医師会だけである。
「週刊新潮」2023年2月16日号 掲載
※全文は出典先で
引用元: ・【医師会】コンパニオンも動員… 東京都医師会「300人忘年会」驚きの内容とは 5類に慎重な姿勢を崩さない理由 [七波羅探題★]
こいつ等金の為に平気で嘘付く連中だとみんな気付いたよ
保険なんて税金と一緒だろ
元々真面目で努力家の集まりだからノリが根性論で体育会系なんだよ