知恵で戦う鷲津に漂う、この6年で増した訴求力
草彅が演じる鷲津亨という人物は、決して多くを望む人ではない。家族を大切にしながら、恩を感じている大臣の犬飼孝介(本田博太郎)に約20年秘書として尽くしてきた。いわば、ごく“普通”の感覚を持った男だ。
しかし、そんな“普通”の生活が、ある日突然踏みにじられてしまう。最愛の息子・泰生(白鳥晴都)が何者かに歩道橋から突き落とされ、しかもそれについて犬飼から「事件ではなく事故だったことに」と理不尽な要求を突きつけられてしまうのだった。
「なめられたもんだよな」。力のある者たちに抗えない無力な自分に怒り震える鷲津。きっと、その怒りを表現する方法はいくつもあったはず。しかし、鷲津は政界で働いてはいるものの、力を持つ側ではない。多くの“普通”の人と同じように、その怒りを権力者に直接ぶつけるなんてことはしない。できるのは、せいぜい手のひらに収まる林檎を握りしめるくらいだ。
鷲津が“知恵の実”とも象徴される林檎を握る姿に、これから「知恵」で戦っていくのだという覚悟が見えるようだった。その姿に、どこか「武器は、アイデアと愛嬌」と掲げて、新しい地図を広げた草彅本人の心意気を投影したくなった。
草彅がテレビの地上波で活躍する機会が少なくなった時期もあった。それでも映画や舞台、そしてインターネットテレビやSNSと様々な方法で表現を続け、その実力が日本アカデミー最優秀主演男優賞受賞という形でも認められた。そして、6年ぶりのドラマ主演で大きな成功を収めようとしている。
諦めない心があれば、当初は到底敵わないと思っていた事態もひっくり返すことができる。そんな信念を草彅の演じる鷲津から感じられるのは、彼自身の積み重ねてきたものが、この『罠の戦争』に詰まっているからではないか。今こそ、彼が鷲津を演じるのはもはや必然だった、とまで思わせてくれるタイミングだ。
https://realsound.jp/2023/02/post-1261967.html
引用元: ・【ドラマ】草彅剛が『罠の戦争』鷲津亨を演じるのは必然だった 眼差しの凄みから伝わる信念 [combatt★]
あれが死んだからやっと
演技下手すぎるだろ
と思ったら案の定韓国原作のシリーズだったのかと落胆
やっぱもう日本はエンタメ部分で韓国には絶対に勝てない