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2023年2月22日 13時53分
トルコ南部で今月6日に発生したマグニチュード7.8の地震やその後の大きな揺れで、これまでに死亡が確認されたのは、トルコで4万2310人、シリアで5914人と合わせて4万8000人を超えています。
今月6日の大地震から2週間が過ぎましたが、20日夜にはトルコ南部でマグニチュード6.3の地震が新たに発生するなど、被災した人たちは不安を募らせています。
被災地を視察したトルコのエルドアン大統領は3月から、公営住宅の建設工事を始めると明らかにしました。
こうした中、トルコのエルドアン大統領は21日、被害の大きかった南部ガジアンテプ県の町、ヌルダーの仮設住宅を視察しました。
この仮設住宅では20日以降、これまでに100世帯が入居を始めているということです。
また、敷地内には、商店や理髪店、それに遊具つきの公園なども設けられています。
エルドアン大統領は被災した人たちを前に演説し、3月から公営住宅の建設工事を始めると明らかにしました。
被災地では、多くの人が住まいを失うなか早急な住宅の整備が必要となっていて、トルコ政府によりますと、被災した地域であわせて27万戸の公営住宅の建設を予定しているということです。
エルドアン大統領は「私たちは団結することで困難を克服することができる。被災した地域の復興を迅速に後押ししていく」と訴えました。
トルコ南部 ヌルダー 被災者がスーパーの開店準備進める
エルドアン大統領が視察した震源近くの南部ヌルダーでは21日、被災者向けのスーパーの開店準備が進められていました。
ここでは、必要な食料品などを選んで無料で持って帰れるということです。
UNDP トルコ国内のがれき 1億1600万トン~2億1000万トン
UNDP=国連開発計画は21日に記者会見し、トルコ南部で発生した大地震によるがれきの量について、トルコ国内での初期の推計値を発表しました。
それによりますと、トルコ国内でのがれきの量は、1億1600万トンから2億1000万トンに上るとみられるということです。
これは、1999年に発生し、1万7000人以上が死亡したトルコ西部を震源とした地震によるがれきの量、1300万トンを大幅に上回っています。
UNDPは、トルコ政府による調査で、倒壊した建物と倒壊のおそれがあり、取り壊しの必要な建物が少なくとも11万8000棟に上っていることに加え、被災地の衛星画像などを使って推計したとしています。
オンラインで記者会見を行ったUNDPトルコ事務所のヴィントン代表は「150万人が住居をなくし、少なくとも新たに50万戸の住宅が必要になるとみられる」と述べるとともに、被災地の社会や経済の立て直しのためにも、がれきの早期の撤去と処理が必要だとしています。
(全文はソースをご確認ください)
引用元: ・トルコ・シリア大地震死者4万8000人超 公営住宅27万戸建設へ [1ゲットロボ★]