日刊スポーツ
<侍ジャパン壮行試合:日本8-4ソフトバンク>◇25日◇ひなたサンマリンスタジアム宮崎
侍ジャパンの佐々木朗希投手(21)が、日本代表史上最速となる162キロを3球たたきだした。
チーム初実戦の“開幕投手”として、「カーネクスト侍ジャパンシリーズ」の壮行試合ソフトバンク戦に先発。初球から161キロをマークするなど、球場表示では直球14球中10球で160キロ台をマークした。2回26球で1安打無失点。ダルビッシュ有投手(36)から伝授された新スライダーも駆使し、3三振全て空振りで奪った。世界一奪回への切り札となる侍エクスプレスが、万全の仕上がりを示した。
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侍ジャパンの初陣。第1球から、どよめかせた。佐々木が、自慢の宝刀を鋭く抜いた。「真っすぐの走りは良かった」。その言葉通りに、電光掲示板の数字が出た。球速161キロ。ソフトバンクの先頭・牧原大に当てられ、二塁内野安打を許したが、21歳の怪腕は動じない。3番柳田にはこの日最速、侍ジャパン史上最速の162キロで、豪快な空振り三振に斬った。「去年の(11月の)強化試合の時よりもいい形で投げられている」。冬を越え、WBC使用球にも慣れたことで、確かな手応えを得た。
日差しが強く、野球日和となった週末の宮崎。勇ましい若武者が華々しい先陣を切った。春が近づいているとはいえ、まだ肌寒さの残る2月下旬。オープン戦が始まったばかりのメジャーでは状態確認の時期だ。佐々木は、その段階で軽々と100マイル(約161キロ)を計測したことになる。「いいボールがいったと思いますし、この形を続けていけたら」と声も弾んだ。2イニング目も162キロの直球で5番栗原を空振り三振。「去年のシーズンとそんなに変わらないので」とサラリと振り返ったが、快速球の仕上がりは上々だ。
それだけではない。代表合宿でダルビッシュから教わった新スライダーも切れ味抜群だった。「まだ理想とは違いますけど、空振りも取れたので、変化自体は良かったのかなと」。2回2死、今宮から三振を奪ったスライダーは鋭角に曲がった。意識は「横に大きく曲がるような回転」。持ち球でもあったが、「全く別物を投げているような感覚」と、進化を実感する。首をかしげる場面もあり、完成形とはいかない。だが、データが少ない他国の打者にとって、新たな必殺球は強力な武器となりそうだ。
<<中略>>
○…え!? 佐々木が日本人最速169キロ? 佐々木の初回、ソフトバンク2番中村晃の初球直球は、中継するテレビ画面に「169キロ」と表示された。球場表示では159キロだった。宇田川の投球でも、球場表示150キロがテレビでは160キロと出る場面があった。中継局の誤表示だったが、169キロの表示にSNS上は「チャプマンと一緒やん」「恐らく誤計測だけど、この男ならあり得るかもしれないと思えるのが恐ろしい」とざわついた。
長文につきあとはソースで
https://news.yahoo.co.jp/articles/4389f96883663996633625d850a5b4ac0fec6fb9
引用元: ・【WBC】佐々木朗希が侍史上最速162キロ 万全仕上がりにダルビッシュ直伝スライダーも披露 [夜のけいちゃん★]