中国新聞デジタル
客が従業員に理不尽な要求や悪質なクレームを突きつける「カスタマーハラスメント(カスハラ)」。学生アルバイトの被害が相次いでいます。長引くコロナ禍や物価高で不安が強まっているからか、「ゆがんだ上から目線」でより弱い立場を攻撃するケースもあるようです。船出の前に社会におびえ、失望を抱く学生たち。「お客さまは神様」のままでいいのでしょうか。
ヨレヨレのTシャツ投げつけ「はよ交換しろや」
「おい、はよ交換しろや!」。広島県のアパレル店でアルバイトをする男子学生(23)は、客のけんまくに体がこわばった。
1月末、中高年の男性が商品の交換を求め、汚れたヨレヨレのTシャツをカウンターにバンっと投げつけた。未着用品でなければ返品に応じられないと丁寧に説明したが「着てない。交換しろ」の一点張り。押し問答すること15分。男性は威圧的ににらみつけ、その後も店に居座り続けた。
「こんなことは日常茶飯事です」と、男子学生はため息をつく。バイト歴4年。コロナ禍の中で理不尽なクレームが増えた。長時間ネチネチ責めてくる客や一方的にキレる客…。主婦のパートより、学生バイトが標的になっている。「社会経験の少ない僕らには高圧的に言ってもいいと思っているみたいで。ストレスのはけ口なんですかね」。10代の後輩はショックでシフトに入れなくなった。
守ってくれない組織にも不信感が募る。社員に相談しても「客は選べない。慣れるしかない」「気にしないのが一番」と、対策を講じてもらえない。「こっちの身が持たない。『お客さまは神様』という文化、いつまで続くんでしょうか」
「毎日来ているのに覚えとらんのか」
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https://news.yahoo.co.jp/articles/349939afc772797610c5632c8eedba38acc237ce
引用元: ・【カスハラ】学生バイトが標的 社会への船出前に失望、中年男性が苦手になり就活失敗も 「お客さまは神様」のままでいいのか [ぐれ★]