24mの立駐から飛び降り強要。左目を失明させ脳障害にした19歳のガキに更生の可能性はあるのか？

広島県府中町の立体駐車場で昨年6月に会社員男性（19）が暴行を受け、屋上から飛び降りて大けがを負った事件などを巡り、傷害や監禁などの罪に問われた広島市東区の無職の男（19）の求刑公判が7日、広島地裁であった。検察側は懲役8年を求刑し、弁護側は刑罰でなく保護処分が相当だとして家裁移送を求めた。

起訴状などによると、男は当時15～18歳の少年ら複数人と共謀。昨年6月30日夜、立体駐車場屋上で男性を取り囲んで殴るなどし、男性が暴行を逃れるために約24メートルの高さから飛び降りることを余儀なくさせ、脳挫傷などの大けがを負わせるなどした疑い。男性は左目を失明し、脳機能障害の後遺症があるという。

男は昨年11月、広島家裁から検察官送致（逆送）され、起訴された。昨年4月施行の改正少年法で18、19歳は「特定少年」と位置付けられ、実名報道も可能になったが、広島地検は実名を公表していない。