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■韓国政府系研究機関の「シミュレーション結果」
実際、彼は2022年12月にソウルを訪問していた国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長と会談して、その旨を伝えた。
尹大統領の懸念に対して、グロッシ事務局長はすべての工程で資料を公開するなどして韓国側と緊密に意思疎通を行うと応じた。
2023年2月16日に韓国の政府系研究機関である海洋科学技術院などが、あるシミレーション結果を発表した。内容は、福島第一原発の処理水を太平洋に放出した場合、放射性物質であるトリチウム(韓国では一般的に「三重水素」と呼ばれることが多い)がどのように拡散するかというものだ。
彼らの発表によると、韓国周辺に流れ着いた処理水は放出から4~5年後に済州海域から入ってきて東海と西海に拡散するが、トリチウムの濃度は韓国海域の水準の10万分の1と極めて低い濃度になると推定されている。ちなみに、韓国海域のトリチウム平均濃度は1立方メートルあたり172ベクレルである。
研究者らは「(日本から流れてきたトリチウムの濃度は)現在の分析機器では検出できない程度の濃度だ」と説明した。
■「日本の決定は話にならない」「世界問題だ」って…
2021年4月に日本が処理水の放出計画を発表してから、韓国政府は国際海洋法裁判所に暫定措置を申請する案を考慮した「国際法対応」を検討してきた。だが今回、海洋科学技術院がシミュレーション結果を発表したことによって、韓国政府の対応策が水の泡となるのではないかと関係者らが懸念しているようだ。
国際法対応主務省庁である外交部は「日本の汚染水放流は周辺国の安全と海洋環境に危険をもたらす事案」とこれまで強調してきたが、今後このような主張ができなくなるからだ。
ソウル大学原子核工学科の徐鈞烈(ソ・ギュンリョル)教授は、「トリチウムの他にもストロンチウム、プルトニウム、セシウムなどの危険な放射性物質は考慮せず、放射性物質の移動経路の中で波及効果が大きい食物連鎖や海洋堆積も検討しなかった」と、さっそくシミュレーションの結果を指摘した。彼は聯合ニュースの番組にも出演して「日本の決定は話にならない」「世界問題だ」と海洋放出を止めるべきだとも説いていた。
専門家のなかには、シミュレーションは日本側の資料を元に作られていると反発する声を上げる人もいる。とはいえ、このシミュレーションは自国の研究機関が発表したものだ。
しかも、民間の研究機関ではなく、政府系研究機関による発表である。
韓国の機関によって問題がないと証明された以上、放出は問題だと批判することは控えるべきだし、韓国メディアの“汚染水”という表現はすぐさま“処理水”に変えてほしいとも思う。メディアが“汚染水”と言い続けるから、韓国国民の認識がいつまで経っても変わらない。今回のシミュレーション結果を伝えるニュースでも、処理水のことを変わらず汚染水と表現しているし、韓国海域のトリチウム平均濃度以下の処理水を放出する予定にも関わらず放出には問題があるように多くのメディアが報じている。
■続く「風評被害」
今回のシミュレーション結果を伝えるメディアの一部は「“放流”2年後、福島汚染水は韓国に到達…最も先に広がる場所は」「福島汚染水放出時、4~5年後に済州海域に到着「福島汚染水放流研究結果…4~5年後に流入」などと、誤解を招くような見出しをつけて報じた。放出されるトリチウムの濃度は韓国海域の水準の10万分の1なのだから問題ない。
これが危険だというのならば、いまの韓国海域にある海水だって危険なはずだ。いまなお日本は風評被害を受け続けている。
韓国の政府系研究機関が福島の処理水は問題ないと発表した以上、誤解を与えるような情報を流す韓国メディアや政府関係者がいれば、日本政府は制裁を加えてもいいのではないかーーそんな気すらしてならない。そもそもIAEAが2022年4月時点に、同年2月に実施した現地調査の結果を公表して「国際的な安全確保の基準に照らし問題はない」とする見解を提示している。
処理水などをためたタンクは、2023年1月末時点で96%が埋まっている状態だ。これ以上先延ばしにはできない。
全文はソース先で
3/8(水) 7:33 現代ビジネス
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e792c3eb0f85dd04d0e455bf07914594f26940c
引用元: ・【現代ビジネス】韓国で日本の処理水海洋放出批判も、韓国政府系研究機関が出した「安全シミュレーション」の真っ当すぎる中身 [3/8] [ばーど★]
国民情緒法違反
事実陳列罪
死刑
現代ビジネスはわりとこういう記事多いよ
武藤とかも寄稿してたし
ま、講談社なんで別の雑誌じゃ真逆をいうが