『グーニーズ』などで人気子役として活躍したキー・ホイ・クァンが、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で助演男優賞を初受賞した。
ベトナムに生まれ、 サイゴン陥落に伴い家族とアメリカにわたったクァンは、スティーヴン・スピルバーグ監督に見出された『魔宮の伝説』(1984)で
注目を浴びた後、『グーニーズ』(1985)のデータ役やテレビシリーズで人気を博し、日本をはじめアジア圏でも活動した。
しかし、当時のハリウッドではアジア系俳優に与えられる機会は少なく、大学で映画制作を学んだクァンは、制作スタッフとして映画作りに携わるようになる。
武術指導アシスタントや助監督などの裏方仕事をこなしていたクァンだが、その間も胸中には、演技への思いがくすぶっていたことを、シネマトゥデイの
インタビューでも明かしていた。
「俳優業を諦めることは辛い決断でした。演じることは大好きなのに、その機会すら与えてもらえなかった。正直、二度と演技ができないと思いました。
裏方として業界に戻ると、みんなが『いつ俳優復帰するんですか?』と私に質問してきました。演技がしたい気持ちを抑えこみ、『いいえ。俳優業が
嫌いになりました』と本心とは真逆のことを伝えていました」
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』は、破産寸前のコインランドリーを経営する主人公エヴリン(ミシェル・ヨー)が、突如として人類の
救世主として覚醒し、並行世界(マルチバース)の自分の力を利用して闘いに挑むSFアクション。予測不能の刺激的なストーリーやアクションに加え、
アジア系ファミリーの実情がリアルに描かれており、脚本にほれ込んだクァンは、オーディションでエヴリンの夫ウェイモンド役を勝ち取った。
気の弱い夫から頼れるヒーローへと豹変する難役に挑んだクァンの演技は各所で絶賛され、全米映画俳優組合賞やゴールデン・グローブ賞など、
主要賞レースを席巻、アカデミー賞受賞が確実視されていた。ちなみに、本作の出演交渉は『グーニーズ』のチャンク役でクァンと共演し、現在は
エンタメ関係の弁護士を務めるジェフ・B・コーエンが担当している。すでにクァンは、マーベルドラマ「ロキ」シーズン2への出演が決定しており、
今後は再び俳優としての活躍を目にすることができそうだ。
助演男優賞候補にはクァンのほか、ブレンダン・グリーソンとバリー・コーガン(『イニシェリン島の精霊』)、ブライアン・タイリー・ヘンリー(『その道の向こうに』)、
ジャド・ハーシュ(『フェイブルマンズ』)が挙がっていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/50320b1e7702f3b7595f9460e2fd7706f73b8b3b
引用元: ・【映画】第95回アカデミー賞の助演男優賞はキー・ホイ・クァン!『グーニーズ』元子役に初オスカー! [THE FURYφ★]
>>4
どっちやねん
ミュ板住人だから、金持ち側の気持ちなんかあったっけ?
インディジョーンズでキャップかぶってた少年かー立派になったね